第三章 聖杯大戦編
第七十六話 『光と影の人達の想い』
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」
「えぇ、なのは。もちろん私達も全力で挑んでいきます」
なのはが総力戦だという。そうかもしれない。
セイバーもギルガメッシュも敵になるとこうも油断ならない相手だから。
「そうですね。セイバーの最大の強みはやはりエクスカリバー…それに単騎でも全員を圧倒するでしょう」
「ライダーは一度エクスカリバーの直撃を食らったことがあるんだよね?」
「えぇ、スズカ。私のベルレフォーンがあっけなく破れてしまいましたからその威力は絶大でしょう…」
そう、セイバーのエクスカリバーはアルトリアのエクスカリバーよりおそらく出力は上だろう。
そこをどうやって差を補うかが勝敗に繋がってくる。
「過去に俺のゲイ・ボルクも当てにいったが致命傷を避けたからな。運も直感もいいだろうな」
「そうなんだ…必中の槍も避けちゃうんだね」
あのランサーとの最初の戦いの時か。
そう考えるとアルトリアって最初にやられる可能性も持っていたわけね。
「呵呵呵、儂にとっては誰もが等しく強敵よ。倒しがいがあるわ!」
「アサシン、やるんだったら一発で仕留めなさいね?」
「おう! 見ておれよアリサ!」
「えぇ!」
アサシンとアリサはもう強気ね。
その意気込みが最後まで保てばいいけど。
「…私はサーヴァントとしては最弱ですから正面からはあまり戦いたくはありませんねぇ。バーサーカーとの戦いもかなりギリギリで切羽詰まったものでしたから…」
「キャスターは後方で支援に撤したほうがいいな」
「はいです、ご主人様…」
…そうね。確かに危なかったわ。
聖杯にあまり魂をくべるわけにはいかないからみんなが死なないように戦わないといけない。
といってもそんなこと言ったら戦いなんてできないからやっぱりその時の運任せになってしまうのが痛いところね。
「セイバー相手なら私もより本気を出せそうね」
「アルクェイドが本気を出したらサーヴァントを上回るからな…」
「頼りにしとるで。ファニーヴァンプにアサシン!」
「まっかしといてよ、はやて!」
「ま、足手まといにならない程度に頑張るとするか…」
真祖に直死の魔眼使い…この二人はやっぱりかなり心強いわね。
「みなさん、話し合いもいいですがそろそろ夕食にいたしましょう」
ノエルさんとファリンさんが料理を持ってきたので全員それに頷く。
そしてその後はみんなでお食事会を開いてみんなで勝利を祈った。
◆◇―――――――――◇◆
Side ノア・ホライゾン
僕の運命は生まれた時から決まっていた。
アインツベルンの人形という役割で。
そして第五次聖杯戦争のために同じホムンクルスでありながらも特別な小聖杯を宿したイリヤスフィール・フォン・アインツベルンお
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