第三章 聖杯大戦編
第七十六話 『光と影の人達の想い』
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こではやては心の中で(リインフォースに似ている…?)と思った。
「なんや、その子、喋り方は似てなかったんやけど、だけど雰囲気がえらくリインフォースに似ていたな…?」
「私に、ですか…?」
「うん。たぶん私の予想では…」
はやてはそこで一度黙り込んだ。
「…はやて?」
ヴィータは突然黙り込んでしまったはやてのことが心配になって声をかけるが、
「ヴィータ。これから生まれるだろう私達家族の末っ子の事、可愛がってあげてな?」
突然そんなことをはやては言い出した。ヴィータはよくわからなかったがとりあえず「わかった」と返事を返しておくことにしたのだった。
その後もはやてはなにか思うところがあるのか終始笑みを浮かべていた。
◆◇―――――――――◇◆
月村邸に戻り、フィアットが無事救出できたことに喜ぶ一同。
特にすずかがフィアットへと駆け寄り、
「フィアットちゃん! これからはシホちゃんをかけて正面からの全力勝負だからね!?」
フィアットはすずかのライバル発言に驚きの表情をするがすぐにニヤッと挑戦的な笑みを浮かべて、
「私も負けません。お姉様は絶対に渡しません!」
それで二人は同時にいい笑みを浮かべて握手をしたのだった。
ライダーから応援する仕草が見られる。
しかしシホはシホでやっぱりというかこれでこそ正常運転のごとく、
「フィアとすずかは仲良しねぇ…」
と、のんきに呟いていたり。
それを聞いていたなのは達はアリサが代表して、
「この鈍感!」
とシホに言ったり。
そしてはたから見ていた士郎もさすがに他人事になると分かるらしくアリサと同じく「鈍感だな」と思っていたり。
だがザフィーラが士郎の肩に手をおき、
「士郎、シュバインオーグもお前だけには言われたくはないと思うぞ…」
「は…?」
と、諭していたり。
結論、どっちもどっちと言う事である。
それによって聞いていたリインフォースが顔を赤くしたりと。
場はなかなかにカオスと化していた。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
それから一応の落ち着きを見せたみんなでやっとのこと話し合いを始めた。
「さて、それじゃフィアも助けだすことができて不安要素もなくなったわね。できればクラウスも仲間内に引き込みたかったけどもう過ぎたことを言ってもしょうがないわね…」
「これで後残す敵はセイバーとギルガメッシュのみだな、奏者よ」
「ギルガメッシュは最後まで姿を現わすことはないでしょう。ですから先にセイバーである私が仕掛けてくると思うのです」
アルトリアの言葉に私達は「そうね」と相槌を打つ。
「相手はアルトリアさんだから次は総力戦だね!
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