第三章 聖杯大戦編
第七十五話 『夜天の奇跡、キャスターの最後』
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そか。なら気張らんとアカンな!》
途端、私の周りに光がさしてきて私を覆っていた氷が溶け出してきて体が動かせるようになってきた。
《…その調子です。はやてちゃんの意思は今や無限大です。だからこんな場所、すぐに抜け出しましょう…?》
《…そうやな! ありがとな。…それと、せっかくやからあなたのお名前、教えてくれへん…?》
《…今は、まだ教えることはできません…》
《…そうか。残念や…》
《…でも、いずれまた会えます! はやてちゃんが望むなら私はいつでもあなたに応えます! だから…待っています》
《…そか。なら楽しみにしているわ!》
《…はい! 私の■イ■ターはやて…》
最後のあたりがよく聞こえへんかったけど、近い未来に私はまたこの子と会える予感がして、思いを馳せながらもこの空間から脱出するのだった。
◆◇―――――――――◇◆
…近い未来のある部屋で、
「…※※※、はやてと話はできたの?」
「…はい。これではやてちゃんはもう大丈夫だと思います」
「…そう、よかったわ。これでこの世界も私達の世界に似た世界に繋がるわね」
「…わざわざ私達のために手伝っていただきありがとうございます、※※さん」
「いいって事よ。これで…はやての未来も安泰だから…」
「…そうですね。私は………ちゃんと会えるでしょうか?」
「きっと会えるわよ。はやてが望む限りね」
「はい!」
「…さて、こっちはこっちでお仕事を頑張りましょうか」
「了解です!」
そうして水色の髪の少女と朱銀髪の女性は部屋を出て行くのだった。
◆◇―――――――――◇◆
ピシッ!
「…む? なんだ?」
シホ達と戦っていたキャスターは闇の書から妙な反応がすることに気づく。
そして軋みの音はさらにでかくなっていき、
ピシピシピシッ!
「…ッ! まさか!? あの子鴉、我の宝具を…!」
瞬間、
ガシャンッ!!
闇の書からひとつの光が飛び出してきてそれは割れると中からはやてが姿を現した。
「…ふぅ。やっと出られたわ」
「はやてちゃん!」
「はやて!」
そこには五体満足で心も全然壊れていないはやての姿があり、なのはとシホが駆け寄り、
「はやてが、帰ってきた!!」
ヴィータは盛大に笑みを浮かべ、
「我が主、よくご無事で…」
「はやてちゃん!」
シグナムが温和な表情で話しかけてきてシャマルがはやてに抱きつく。
「これでもう恐れるものなどなにもない!」
「ああ。打ち抜いてやろう!」
ザフィーラとリインフォースが強い気持ちを取り戻した。
「さぁて、はやてが帰ってきたんだからあんたの宝具も底が見えたわね?」
「そうだな。すぐに抜け出せる悪夢
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