第三章 聖杯大戦編
第七十五話 『夜天の奇跡、キャスターの最後』
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ャマル(敵)は何度も魔法障壁を抜かれて空を舞い、
「穿て! ブラッディダガー!!」
そうして何度も赤い刃を射出してシャマル(敵)に魔力ダメージを与えていく。
「受けよ! ナイトメア!!」
直射砲を放ち、それにシャマル(敵)は何度も巻き込まれて地面に墜落する。
それを見ているシャマルはリインフォースのあまりの容赦のなさに代わりに涙を浮かべているほどだった。
そして肝心のサーヴァント同士はというと、
「このっ! ちょこまかと、避けるなー!」
「はははっ! どうした、我には当たらぬぞ!」
なんとも凄いことになっていた。
キャスターに爪を振るうファニーヴァンプだがキャスターは何度も避けては距離をとり魔法を縦横無尽に放ってくる。
私も鍛えればあんな高機動で戦闘を行えることができるんやろうか。
後で、みんなに手伝ってもらおうかな?
なのはちゃんとの1on1バトルの模擬戦だけはトラウマになっとるからあんまりしたくないけどな。
そんな事を思っているとキャスターは突然ファニーヴァンプとの戦いをやめて急に私に向かってきた。
「サーヴァントを倒すには、先にマスターを潰すのが常套手段だ!」
「はやてちゃん!」
シャマルが私の前に立ってガードしようとするけどキャスターは邪魔だとばかりにシャマルを横殴りして吹き飛ばし、私の前までやってきて、
「さぁ、お前に絶望を与えてやる!」
「やれるものならやってみぃ!」
私はシュベルトクロイツを構えながら魔法を構築しようと試みる。が、
「遅い!! さぁ、闇の書の中で眠れ…!」
キャスターは私に向かって闇の書を開けた。
途端、私は何かの力に拘束され体が動かなくなり体が発光し始めた。
な、なにが始まるん…!?
「悪夢に、沈め…!」
それによって私の意識はそこで途絶えてしまう。
みんな、私がマスターやのに、ごめん…。
◆◇―――――――――◇◆
「はやて!?」
シホが叫ぶ。
はやてが闇の書に吸収されてしまい全員は騒然とする。
そこにクラウスを倒したのだろうなのはとオリヴィエがやってくるがどういう状況かわからないらしくあたふたしている。
そこにエイミィから通信が入ってきて、
『はやてちゃんのバイタルは正常だよ。多分シホちゃんとフェイトちゃんを取り込んだ時と同じように内部空間に閉じ込められただけみたい! だから…!』
「無駄だ…」
キャスターが会話に割り込んできた。
それで全員は、特に守護騎士達はキャスターに殺気の視線を浴びせる。
「あの子鴉は今、我の味わった悪夢を追体験している。
だからもし助け出せてももう心は崩壊しているだろう。
これが我が宝具、取り込んだ対象に永遠の悪夢を見せる『闇の書の
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