第三章 聖杯大戦編
第七十四話 『聖王と覇王の戦場』
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してやるぜ!」
「意志の宿った拳をぶつけてやろう!」
「シャマルに関しては私がやろう」
「リインフォース、お願いします。私はみなさんの回復に専念します!」
シグナム、ヴィータ、ザフィーラは自分自身を担当することになり、リインフォースはシャマルを倒すことになった。
そしてファニーヴァンプがキャスターへと向かっていくようだ。
「奏者よ。我らは手が空いてしまったな…」
「そうですね」
「今はみんなが勝利するのを見ていましょう。いざっていう時には介入できるように力を蓄えておいたほうがいいから」
「うむ、それなら任せておけ!」
「了解しました」
そしてそれぞれの戦いが始まった。
◆◇―――――――――◇◆
Side 高町なのは
オリヴィエさんがクラウスさんに向かっていきました。
その体から魔力をあふれさせてクラウスさんへと突撃していきます。
そして最初の一手。
拳同士がぶつかり合いそれからというもの幾度も拳の応酬を繰り返します。
よくボクシングの中継とかでやっていますが殴り合いは痛そうであまり見ていないところがあります。
でも、今は目をそらさない。
そうじゃないとオリヴィエさんが負けそうになった時にマスターとして手助けができませんから。
「はぁっ!」
「せいっ!」
また拳がぶつかり二人はいったん離れてまた拳を構えながら、
「クラウス、前回の戦いの時より力を出してきていますね」
「ああ。負けられない理由があるからな」
「その理由がマスターを救うためというのはわかっています。ですが私も手加減は致しません。あなたを打ち破り代わりにあなたのマスターを救って差し上げましょう!」
「それは僕の役目だ、オリヴィエ。だから君を倒す!」
「やれるものでしたらやってみてください! はぁーーー…せいやッ!!」
オリヴィエさんの拳から魔力のこもった光が飛び出しクラウスさんに襲いかかります。
でも、それは、
「覇王裂波!!」
クラウスさんの繰り出した拳気によって打ち消されてしまいました。
「今度こそ僕はあなたを倒してみせる! あの時決着をつけられなかった聖王と覇王の戦い、今度こそ僕の勝利で終わらせる!」
「クラウス…あなたが願うことはもしや…」
「そう…あなたに勝利すること。あの時の決着をつけることだ! そのためには…僕も本気を出す!
今こそ見せよう! 生涯戦場を歩き覇王とまで呼ばれるようになった我が心象風景を!!」
クラウスさんがそう言った時、なぜかはわからないけどこの空間がさらに変わっていく気配がして次には世界が塗り替えられていきました。
場所はどこかの戦場風景なんだろうか…? 空は灰色に覆われあちこちが崩れかかっている荒廃した大地。どこからともな
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