第三章 聖杯大戦編
第七十四話 『聖王と覇王の戦場』
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るさ…」
「私の期待を裏切るなよ? その時にはお前のマスターはどうなることか…」
私は杖を構えながら挑発する。
サーヴァントは怒りの表情だがそれでも己を律しているようだ。
無言で部屋を出ていった。
さて、では私はここで私のサーヴァントが勝利する様でも見ておくとしようか。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
転送ポートでトーラス・スタリオンとフィアがいるであろう世界へと飛んできた私達はまたアジトの前で警備網を張って待機している管理局の魔導師の人達に話を聞く。
中にはなにかの結界でサーチャーが飛ばせなかったという。
ということはやっぱりキャスターの陣地作成で中はもうキャスターの根城と化しているという事だろうか。
「わかりました。それじゃみんないきましょうか」
「うん!」
「わかった!」
「了解や!」
「特にユーノはこの中で一番攻撃力が低いからシャマルさんと援護に徹していて!」
「わかった…!」
「わかりました」
それで私達は何が起こるかわからないアジトの中に侵入していった。
中に入った途端、外側の古ぼけたものではなくなり、あちこちに魔法文字が刻まれている不思議な空間と変わっていた。
「キャスターの陣地作成の結界内に侵入したようだな。気を付けよ、奏者よ」
「うん…」
「それにしてもなんだろう…?」
「どうしたんや、ファニーヴァンプ?」
「うん…なんか魔力が少しずつ吸われているような感じがするのよねー。私はそんなに気にならないけど…」
ファニーヴァンプがそんな事を言い出す。
という事はこの空間の中では常に魔力が吸収されているということになる。
「ファニーヴァンプのいう通りかもしれないわね。みんな、あまり魔力の消費はしないように気をつけて」
それにみんなが返事を返してくると同時に、
「なのは。…下がってください。サーヴァントの気配がします」
オリヴィエ陛下が感じ取ったのかなのはを後ろに下がらせる。
そしてそれは当たったようで目の前にはキャスターとファイター…クラウスが姿を現す。
「クラウス…」
「オリヴィエ…マスターを助けるためだ。だから今度こそ本気で行くぞ」
「わかりました…では。なのは、魔力供給をよろしくお願いします」
「はい!」
オリヴィエ陛下とクラウスが戦闘態勢に入る。
そしてファニーヴァンプがキャスターの方へと向かい、
「キャスター! あなたを倒すわよ!」
「ふっ…やってみるがいい。まずは小手調べだ。出てよ、守護騎士達!」
キャスターの言葉により魔法陣が浮かび上がりまたしてもシグナム達が姿を現す。
「あれが意識の奪われた我らの姿か…」
「見ていて嫌になってくるからさっさと退治
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