第三章 聖杯大戦編
第七十四話 『聖王と覇王の戦場』
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を助けてくれたのは嬉しいけどそれでシホが危ない目にあうのは私は耐えられない…」
はやてとフェイトがそう言ってくる。
むぅ、確かに管理局の目にも映ってしまったのだろうね。
そう考えると私ってかなりピンチ…?
「これはシホの全スキルはレアスキルとして登録してもらった方がいいだろう」
「そうね、士郎。落ち着いたら信用できる人に掛け合ってみましょうか」
「ああ、そうだな。だが今はとりあえずその話は置いておくとして…さて、それでは気を引き締めて聖杯大戦についてまた話し合おうか」
士郎がそう切り出す。
それでみんなは真剣な表情になる。
「今現在脱落したマスターは三人。そしてアサシンを除いてランサーとバーサーカーを倒したことになる。
だから次はキャスターを攻めようと思うの」
「そしてマスターのトーラス・スタリオンさんもだね?」
「ええ、なのは。いま現状でもっとも攻めやすいのがトーラスその人。
そしてあわよくばフィアを救出してクラウス…ファイターも仲間に引き入れたいのが本心ね」
「そうですね、シホ。クラウスが仲間になってくれれば心強いでしょう」
「そのためにはキャスターのところに攻め込まないといけない」
「キャスターとなると篭城攻めか…。しかし、それ以前に居場所がな」
それで全員が悩みの顔をしだす。
そう、いまだに居場所を掴めていないのだ。
これでは攻めようがない。
前回の戦いで場所を知っていそうなアクア・アトランティークは自殺してしまったし、今のところ手がかりはない。
今こうしている合間にフィアがなにかをされているかもしれないと考えると早く助けないと、という気持ちにさせられる。
「近場の限定した場所で聖杯大戦が開かれていればよかったものを、今は次元世界を跨いで戦っているからなかなか尻尾がつかめないのが痛いわね…」
「大聖杯は英雄王がその手に握っていますからね。破壊するのも一苦労でしょう」
アルトリアの意見には納得ね。
もしギルガメッシュを倒しても肝心の大聖杯を壊さなきゃまたいずれこういう戦いは起きてしまう可能性は無きにしも非ずだから。
「まずはこの海鳴の町をまた回ってみるのはどうだろう…?」
「言峰綺礼とノアはもう寄らないと思うけどね…」
「困ったね…」
みんなでなかなか出ない案を出し合っているところ、リンディさんが通信を開いて誰かと話をしている。
「リンディさん。どうしましたか?」
「いえ、今クロノと話しているんですけどアリシアさんがなにかを知っているそうです」
『えっ!?』
それで私達は驚きの声を上げる。
それならそれで帰る前に話してくれればよかったものなんだけど…。
そしてアリシアが画面に映りだすと、
『えっと…さっきはなにも話さないでごめんなさい
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