第三章 聖杯大戦編
第七十三話 『二つの因縁の終わり』
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ィと通信を終了する。
そしてリンディはみんなのところへと戻り、
「皆さん、ミゼさんがすべてを白状してくれました。
よってアジトの場所や残りのマスターの情報をも掴むことができました」
『!』
それによって全員が顔の表情を引き締める。
「最後のマスターは管理局の官僚だった人物。
名前を『トーラス・スタリオン』。地上本部の二佐の陸官相当の人物だったそうです。
現在は管理局をとある事件で辞めさせられて行方が掴めないそうです」
「その事件というのは…?」
「裏金や密輸を色々なところに流していたそうでそれが発覚して退職させられたそうです」
「裏金に密輸か…」
「そんな男に魔術回路が宿るなんて…」
「そして今はキャスターのマスターだそうです」
「やっぱり…」
それではやてが声を出す。
「捕まえなければいけませんね…。そんな奴は野放しにしていたらなにをやりだすか分かりませんから」
「はい。それで今現在ひとつのアジトに管理局の魔導師が周りを警戒しながら監視しているようです。
ですが多分人質のフィアットさんを連れてそこからとうに脱出していると思います。
だからいるとしたら…」
「ノアの可能性は低いと思います。彼は言峰綺礼に付き従っていると思いますから。だからいるとしたら…」
「アクア・アトランティークという事になるな」
士郎が声を出してその女性の名を出した。
それにほかのみんなも同意のようで、
「でしたらランスロットは、私に任せてください」
アルトリアが声を上げる。
「彼の心は私自身が救わなければいけない。かつての盟友の魂は私自身で決着をつけます」
「アルトリア、あなただけに責務を負わせないわ。一緒にバーサーカーを倒しましょう?」
「余も手伝うぞ。アルトリアよ」
「ありがとうございます。シホ、ネロ」
「だったら今回は私とキャスターも向かうとしよう。キャスターならば接近戦の心得もある。役立つだろう」
「はい! 不肖この駄狐、めいいっぱいご主人様の手助けをしたいと思います!」
「それじゃ、ライダー…私達もいこう?」
士郎が名乗りをあげ、そしてすずかも声をあげた。
「ですが、スズカ。魔術が使えるとはいえ危険な仕事には変わりありませんよ?」
「うん。わかってる。でも私もシホちゃんの役に立ちたいの!」
すずかは力強くそう言う。
それにライダーは頷き、
「わかりました。しかしあなたのことは私がしっかりと守ります」
「うん!」
それですずかとライダーも行くことになった。
「…シホ。昨日の戦闘の事があったけど私も行くよ…」
「フェイト…」
「ランサーはまだ傷が回復しきっていないけど、けどアリシアを救う手助けをしたいんだ!」
そこに
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