第三章 聖杯大戦編
第七十話 『マスターとサーヴァント達の安らぎの時間』
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それはキャスターも同じく感じ取ったようで、
「…ご主人様によからぬ相が出ています。結構近い場所からの念でしょうか?」
「キャスターがそう言うなら確かなのだろう」
「ご主人様の貞操は私が守りますからね!」
「あ、ああ…」
頼もしいのか、逆に怖いのかよくわからない表情でそう言った。
「これはリインフォースも力をいれないとあかんな!」
「あ、主…まだ士郎に打ち明けていないのですから気持ちがついたらで…」
「どうした? リインフォースにはやて?」
「なんでもないよ?」
「…え、ええ。今はなんでもない。……………まずはキャスターをどうにかしなければいけないな…」
リインフォースがブツブツと呟き始めたがそれに関係したら痛い目にあうだろうという気分になったので今はそっとしておく事にした。
「なんか、見ていてイライラするな…」
「ヴィータもそういう気持ちになれたのだな」
「あん? 悪いかよ、シグナム」
「いや? いいことだと思うぞ?」
「フッ…青いな」
「なんだ? ザフィーラ、やるっていうのか!?」
「ヴィータちゃんもザフィーラもやめなさい!」
「あははー。楽しい家族だね。ここはー!」
ファニーヴァンプが楽しそうに笑いながら私達をそう判断する。
「これからはファニーヴァンプも私の家族の一員なんやからな? 私色に染めてあげるわ」
「それは面白そうね。いいわ。私を染められるものなら染めてみなさい、はやて!」
「ええんやね!」
なにやらはやてとファニーヴァンプの仲が妙な方向で深まったようだ。
そのうちはやての病気とも言えるあの行動の餌食になるのだろう…。
私は男でよかったとつくづくと思う。そう考えるとシホのこれからが大変だな、とつい他人事のように思ってしまう。
いや、もう他人といってもいいか。魂が分かれた時点でな。
「士郎も楽しみにしておいてな!」
「なにに、対してだ…?」
「ふふふ…それは秘密や」
なにやらはやてがよからぬ事を考えているように見て取れる。
注意しておかないとな…。
◆◇―――――――――◇◆
Side アリサ・バニングス
「ふっ…!」
「むぅ…アサシン殿、やりますな」
「お主も結構鍛えているように見えるな。鮫島よ」
なぜか今は鮫島とアサシンがあたしのうちの稽古場で稽古をしていた。
「鮫島ー! もっとがんばりなさい!」
「わかりました! アリサお嬢様!」
「むっ…? 先ほどより動きが良くなったぞ? これが忠誠心の力故か?」
それで二人は稽古とは言えかなり白熱していく。
鮫島はうちの執事兼警護主任だからもっと強くなってもらわなければいけないわ!
そう考えるとアサシンを召喚した
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