第三章 聖杯大戦編
第七十話 『マスターとサーヴァント達の安らぎの時間』
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べていたと思いますが…やはり」
それでずーん…と暗い雰囲気が立ちこめだす。
「そ、そうだ! 話は変わりますが…」
そこで恭也兄さんが空気を変えようと話題を振り出す。
さすが恭也兄さん!
「アルトリアさんとネロさんはかなり似ていますが別に姉妹というわけでもないんですよね」
「そうですね」
「うむ。余とアルトリアでは生まれた時代も場所も違う。だから姉妹という関係ではないな。しかし妙な親近感は沸いてくるのが不思議だな」
「ネロもそうですか。私も貴女とは以前からの知り合いのような気持ちにさせられます」
「だったらもしこの聖杯大戦を生き残れたら姉妹の儀でも結ぶか? 余はアルトリアとならいっこうに構わないぞ」
「そうですね。考えておきましょう」
「ふっ…余は美しいものは好きだからな。自身に似ているとなれば偽りの姉妹でもよいぞ」
それでアルトリアとネロは和気あいあいと話し合っている。
二人に続く形でオリヴィエ陛下が語りだす。
「…そういえばこの時代にはもう私の子孫はいないのでしょうね。私で聖王家の血は途絶えましたから…。
他の王の子孫がもしいたら語り合いたいものです。特にクラウスの覇王家の子孫と話をしてみたいものです」
「そのためには勝って生き残らなきゃいけませんね!」
「そうですね。なのは。それに今はシルビアという友とまた話し合えるのですからまだ贅沢は言えませんね。言うのでしたら勝ってから言うとします」
「うむ! 必ず勝とうぞ!」
「そうですね」
三人の王は志し高らかに勝利する宣言をした。
「それじゃ精力をつけるためにいっぱい食事を食べてくださいね?」
「うむ! ではいただくとしようか」
「はい」
そして楽しい食事となって私達はそれぞれ眠りについた。
ちなみにネロとオリヴィエ陛下はサーヴァントなので寝ないで家の警備をしているという。
それをいうと融合騎となったアルトリアは寝ないと回復しないからやっぱり燃費が悪いのだろうか…? 悩みどころである。
◆◇―――――――――◇◆
Side フェイト・テスタロッサ
私とランサーは今ハラオウン家でリンディ提督達と一緒に話し合っているところだ。
「しっかし…一度は前の聖杯戦争で会ったことがあるとはいえ今度の金ピカは四日間の記憶はないみたいだから説得もクソもないだろうな」
「やっぱり倒すしかないのかな…?」
「それは倒したほうがいいと思うぞ。フェイト。主犯は言峰綺礼とはいえそのサーヴァントであるギルガメッシュも一度は世界を滅ぼして同罪なんだから」
「そうだよフェイト」
クロノがそう言いアルフもそれに賛同する。
「…うん。そうだね」
「どうしたマスター? やっぱり殺しは好かねぇか?」
「それは
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