第三章 聖杯大戦編
第六十七話 『因縁のある者達』
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グナムさんを押していきます。
見ればランサーさんも、
「おらぁーーーー!!」
「■ぁあ■ーーー!!」
ヴィータちゃんとの攻防を攻めていて、ライダーさんは持っている鎖付き釘を自在に操りザフィーラさんを圧倒しています。
ネロさんもなんとかバーサーカーの猛攻を耐えながらも反撃の機会を伺っている様。
李書文さんももう二度と直死の魔眼は喰らわないという感じの体の動きをしています。
そして、ファイター…オリヴィエさんは同じファイターのクラウスさんと戦っています。
武器はもちろん拳同士ですが、でもやっぱりクラウスさんの動きには精彩が欠けているように見えます。
おそらくだけどフィアちゃんがマスターで捕われ操られていてクラウスさんも従う事しかできないからあんなに動きが鈍いと思うんです。
「どうしましたクラウス? 昔のあなたならもっといい動きをしていましたよ?」
「言わないでください、オリヴィエ。僕とてこんな戦いはできれば願い下げなのですから…!」
「やはりマスターを捕らわれているのですね…。ですが今は決闘の場。ファイターのクラスなのだから正々堂々と戦いなさい! 情けない男は好みではないですよ?」
「言ってくれますね。ならば覇王の底力、お見せしよう…!」
「その意気です! いきます!」
そして再び二人は拳での戦闘を開始しました。
なにか、なにかみんなを手助けできることはないかな!?
そうして見ていてふと、後方から魔力の高まりを感じました。
それでよく見てみるとキャスターが魔力を溜めていました!
それを知らせなきゃ…!
「シホちゃん! 後方でキャスターが魔力を溜めているよ!!」
私は必死になって叫びました。
「おそい! キャスターの真髄! とくと味うがいいわ!!」
キャスターは空へと舞い上がり地上へと向けて、
「配下は上手く避けろよ?」
その言葉を合図に敵の方は一斉に後方へと飛び去っていき、
「絶望にあがけ! 塵芥共! エクスカリバー!!」
ベルカの魔法陣から特大の砲撃魔法が放たれてしまった…!
それはまっすぐに私達の方へと飛んできます!
セットアップして防ぐ時間もない…!
このままじゃやられちゃう…!
でも、シホちゃんがすぐに反応して、同様に、
「間に合って! 約束された勝利の剣!!」
それによって放たれた黄金の斬撃はキャスターのエクスカリバーを飲み込んで、でも溜めの時間がなかったのか相殺という形で終わった。
やっぱり本家の方が強いっていうことだね!
「ちっ…。皆の者。今回はここまでだ。撤退するぞ!」
キャスターはアリシアちゃんを抱えて全員の足元に転移魔法陣を展開させる。
「ふー…あの子達の絶望の顔を見れなかったのが残
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