第三章 聖杯大戦編
第六十七話 『因縁のある者達』
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はないが、我は再びこの世に現界でき力を得た…。だからこの力は破壊衝動に従うまでだ!」
ここにいるはやての姿をしたキャスター――英霊ヤガミ――はグレアム提督の提案したデュランダルによって凍結され絶望の後に英霊化したはやての平行世界の存在…!
まさに絶望の化身だ。だから話を聞いてくれるわけもない!
なのは達もキャスターのあまりの告白にショックを隠しきれないようである。
だがキャスターは待ってくれる訳もなく、
「いけ、我が騎士たちよ…!」
理性のない守護騎士達がシャマルを残しこちらへと向かってくる。
それにライダーが最初に動き出し、
「シホはシグナム。ランサーはヴィータをお願いします! 私はザフィーラをやります!」
「おう! ライダー、頼むぜ! シホの嬢ちゃんも頑張れよ!」
「ええ! ネロはバーサーカーの相手を頑張って!」
「任されたぞ、奏者!」
三人で分担して挑んでいった。
「さて、数で押すのも癪だがこれで互角となった。再開と行こうか…」
「応!」
殺人貴も李書文とまた戦いを始めている。
「オリヴィエ、今は命令に従うしかないんだ。不甲斐ない僕をどうか笑ってくれ…」
「クラウス…! あなたのマスターはまさか!?」
「名乗ってなかったな。僕はファイターのサーヴァント…。不本意な展開だが、いざ、あの時の決着を!」
クラウスもオリヴィエ陛下へと挑んでいった。
もしかしてクラウスのマスターはフィアだというの!?
「みんなは何があっても手を出しちゃダメよ! そこで見守ってて!」
そして私もシグナムへと向かっていった。
◆◇―――――――――◇◆
Side 高町なのは
そこからは全員による戦いが始まりました。
シホちゃんはシグナムさんと。
ランサーさんはヴィータちゃんと。
ライダーさんはザフィーラさんと。
ネロさんはバーサーカーと。
ファイターはクラウスという人と。
李書文さんは再びアサシンと。
全員の戦いは激化していきます。
私達魔導師が相手にならないくらいの戦いです…。
こんな時に力を貸すことができないなんて悔しいの…。
でも、それよりもショックなのははやてちゃんです。
あのはやてちゃんはシホちゃんの言うエミヤさんと同じように地獄を味わって心を摩耗させてしまった。
それはつまり、私達がはやてちゃんを助けられなかった世界もあるという事。
それがなによりも悔しいです。
「はぁっ!」
「………」
シホちゃんとシグナムさんの剣同士がぶつかり合って火花を散らしています。
「くっ…! 英霊の召喚するものだけあって従来より強化されてるわね! でも、意志が宿っていない剣なんてなまくらも同然よ!」
そう言ってシホちゃんはシ
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