第三章 聖杯大戦編
第六十五話 『速き者達の争い』
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■…」
「大丈夫のようですね。今回は残念ですが一時撤退します。捕まっていてください」
女性が黄色い槍を回収してディルムッドの肩に手を置き転移魔法を発動する。
二人の姿はすぐに消え去った。
「エイミィ! 追える!?」
私はすぐにエイミィに連絡を入れてどこに転移したか割り出してもらう。
でも、
『ごめん、フェイトちゃん…。行き先をロストしちゃった…』
「そう…」
「今回はここまでか…ちっ、逃げるとはつまんねぇな」
ランサーが愚痴を零しているけどこっちとしてはランサーが無事でよかったという感想が持てた。
それで心に余裕ができたのかシホ達の方を見てみると、
「ふん…二人がかりでやっと私と同等か…」
「くっ…!」
「ぐぬぅ…! さすが、やりおる!」
…! シホ達が押されている。
助けに入らないと。
でも、
「セイバー。ミゼさんが引いたみたいだから僕達も撤退しよう。三人がかりだとさすがに無理が出てくるだろうからね」
「了解した。マスター」
それでセイバーがマスターのノアって人を抱えてその場から飛び去っていった。
今回は引いてくれたみたいだ。
エイミィは途中まで追えたっていうけどなにか特殊な力が働いて行方を追えなかったっていう話だ。
「シホ…大丈夫?」
「ユニゾン・アウト…」
アルトリアさんとユニゾンを解除したシホは疲労がたまっている顔をしながら、
「…え、ええ。なんとか…。でも、二人がかりでやっと同等だなんて…やっぱりセイバーは強い」
「ええ…。我が事ですが侮れません」
「だが、次は負けんぞ。奏者よ」
「そうね。ネロ」
そこにリンディ提督から通信が入り、私達は拠点の月村邸に今日は戻ることにした。
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