第三章 聖杯大戦編
第六十五話 『速き者達の争い』
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
Side シホ・E・S・高町
私とネロは新たに現れたサーヴァント…おそらくクラスはランサーで真名はディルムッド・オディナだろう。
その人物を見て、
「アルトリア…彼は本当にディルムッドなの?」
『間違いありません。赤と黄色の二槍に右目の下にある泣き黒子はまさしくランサーです』
「うむ、ならば…。そこのもの。余とセイバーとの戦いに横槍をいれるとは無礼であろう?」
「……………アー、サー………」
…? ランサーの様子がおかしい。
「アーサーーーーー!!」
途端、ディルムッドの体から黒い魔力の瘴気が吹き出す。
『うっ…!? まさか、ランサーのクラスではないのですか…?』
「待って…! 今、サーヴァントのデータを調べてみるわ」
それで私はサーヴァントのステータスを目で見る。
そして表示されたステータスは…。
◆◇―――――――――◇◆
クラス :ランサー/バーサーカー
マスター:???
真名 :ディルムッド・オディナ
性別 :男性
属性 :秩序・狂
筋力 :A
魔力 :D
耐久 :B
幸運 :E
敏捷 :A++
宝具 :A
・クラス別能力
対魔力 :B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、彼を傷つけるのは難しい。
狂化 :D
幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせる。
ランサーのクラスと重複しているので多少言語は理解はできるし喋れるがノイズが走っている。
・保有スキル
心眼(真) :D
修行。鍛錬によって培った洞察力。
窮地において、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
しかし狂化によってそのランクは低下している。
愛の黒子 :E
魔力を帯びた黒子による異性の魅惑。
ディルムッドと対峙した女性は彼に対する強烈な恋愛感情を懐く。
しかし狂化によってそのランクは低下している。対魔力が少しでもあれば回避可能。
・宝具
???
◆◇―――――――――◇◆
確認し終わって私は驚いた。
「これは!? ランサーとバーサーカーのクラスが重複されているわ!」
『なんですって!?』
「ほう…珍しいな。クラスが重複されているとは…」
私達がランサー/バーサーカー…ここはややこしいのでランサーとしておく。ランサーを見る。
「…憎い…聖■が憎い…! ■杯に呪い■れ…! ア■サーには死■…!! ■■■■■ーーーーー!!」
ランサーはまるで狂化したヘラクレスのような雄叫びを上げる。
『ランサー、哀れな姿だ…。おそらく彼は第四次聖杯戦争の記憶をそのまま持っています。それ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ