第三章 聖杯大戦編
第六十四話 『セイバー対決』
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れっきとしたエクスカリバーだということに!
「…ふん。これは余の至高の剣である。貴様にとやかく言われたくはないぞ、セイバー!」
「弱者がよく吠える…。いいだろう、貴様に我が剣を食らわせてやる。せいぜい足掻くのだな」
本当のアルトリアがこんな人を見下した発言をするわけがない。
やっぱり性格すらも聖杯の泥に汚染されてしまったんだ!
「本物のセイバーの力をとくと見よ!」
「本物だと…? よくぞ吠えた。ならば、どちらが真のセイバーなのかこの戦いで決めようではないか!」
そして黒いセイバーが剣を構えてこちらへと一歩踏み出してきた。
それだけで重圧が私達を襲いかかってくる。
「「くっ…!?」」
それで私とネロは思わず目を覆う。
「ネロ、気をつけて。一筋縄では行かない相手だわ!」
「分かっている、奏者。最初から死力を尽くして挑んでいくとする!」
黒いセイバーが剣を掲げてまるで弓から放たれようとしている矢のように前に屈んで、そして地面を踏み抜き一瞬でネロと肉薄した。
「ッ!? 早いな!」
幾度もの剣同士のぶつかり合い。それだけで衝撃波が発生し、やはりあちらのセイバーが強いのかネロが少しずつ押されてきている。
「ふっ…この程度も耐えられんか…? 話にならんぞ!」
「くっ!? 調子づきよってからに!
だが…奏者の前で無様にやられるわけには、いかないのだ!
ゆくぞ! この剣舞、そなたに! 喝采は剣戟の如く!!」
ネロの技が黒いセイバーの肩に決まり傷を刻む。
だが肩をやられたというのに黒いセイバーは笑みを浮かべ、
「面白い…私に噛み付いてくるとは中々のものだ。ならば…卑王鉄槌!」
黒いセイバーが剣に黒い風を溜めてネロに向かって放ってきた。あれはもしかして『風王鉄槌』の変質したもの!?
それによって起こった衝撃波は塊となってネロの腹を掠めていった。
「くっ…避けられなかったか…!」
なんとか致命傷は避けれたけどネロは傷を負ってしまっていた。
「ネロ! すぐに治療するわね!」
私はすぐにネロへと寄りイリヤ譲りの治癒魔術を展開する。
それによってネロの傷は塞がる。
「…すまない、奏者よ。だが、次はもう喰らわん!」
「へぇ…力の差が歴然だというのにまだ挑んでくるんだね?」
「当たり前よ! 私達は勝たなきゃいけないのよ! そしてあなたも止めるわ! ノア!」
「僕を止める…? それは無理な相談だね。だって、僕は “小聖杯”なんだから」
「なんですって…!? いや、確かにホムンクルスなんだからその可能性はあったわ。
でも、あなたはそれでいいの!? 言峰綺礼の操り人形のままで!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ