第3章:武器屋トルネコと幼女騎士リューラ
第4話:年上年下
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の奥方…
そしてその貴族に使える騎士がリューラさんの母親なのか?
腹違いの妹2人というのも、正妻との間に生まれた娘で、母娘巻き込んだ不仲なのかもしれないな。
ウルフは……使用人か何かだろう。
「妹さんとは仲が悪いのですか?」
「………別に」
やはり喋らないか…深い事を聞きすぎたか?
「リューノは…うるさいんだ。……マリーは…偉そうだし…」
リューノ…マリー…妹2人の名前だろうか?
やはり仲が悪く、確執が絶えないのだろう。
「お二人とはどの程度お歳が離れているのですか?」
「1日ずつ…妹」
1日ずつ!? これは上手く取り込んでポポロと結婚させれば、家督相続に参入する事も出来るかもしれない!
「そうですか…でも大切なご家族です。一刻も早く再会できると良いですね! 私もご家族捜しに吝かではありません」
「ありがとう…ございます。でも…取り敢えず、お父さんとさえ会えれば……」
そうですね…私も資産家当主と早くお会いして、今後の人生設計を優位に進めたいですね!
「では明日は早めに出発し、この国の首都であるボンモールへと向かいましょう。此処の様な田舎とは違い、人も沢山居りますし情報も溢れていると思います。何処かにお父上の事を知っている人が居るかもしれません」
「ボンモール…」
「はい。もしボンモールで情報が無くても、更に南に赴けば世界一の都市エンドールです! そこでなら何かしらの事が分かるでしょう…」
「エンドール…?」
「えぇエンドールです。噂では今度そこで武術大会が催されるそうです。各国の強者が集結するそうですし、お父上の事を知っている人が居るはずですよ!」
よしよし…
リューラさんの瞳に輝きが戻ってきたぞ。
これでエンドールまでの安全は確保出来たと思って良いだろう。
私の目的の一つに、エンドールという大都市で自分の店を持つというのがある事だし…
あの町でなら私の“世界一の武器屋になる”と言う夢も、具体性を持たせる事が出来るだろう。
トルネコSIDE END
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