第三章 聖杯大戦編
第六十三話 『状況説明と召喚』
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ヤロー…! 俺の手でぶち殺してやるぜ!!」
「ら、ランサー。あんまり派手にやらないでね? できれば言峰以外のマスターは逮捕したいから…」
「あいあい。マスターの命令なら了解だぜ!」
フェイトとランサーもいい感じだ。
アルフが嫉妬しているけどそこは今後の仲の取り合いに期待だろう。
「それじゃ次は私がするね?」
「次はすずかね」
「頑張っていいサーヴァントを召喚するね!」
そしてまた呪文を唱え始める。
そして出てきたサーヴァントは…、
「召喚に応じまして参りました。聞きます。あなたが私のマスターですか…?」
黒い女性用のボディースーツに身を包んで目には眼帯をしている紫色の髪で長身の女性がそこに立っていた。
「はい。私は月村すずかです。よろしくお願いします」
「ふふ…よろしく頼みます、スズカ。私はライダーのサーヴァントです」
「今度はライダーね…」
「ライダーですね」
私とセイバー(アルトリア)でそう話していると、
「…セイバーとアーチャーとランサー…?」
「あ、やっぱり記憶があるのね」
それでまたライダーに色々と説明すると納得いったのか微笑を浮かべて、
「…あなたはシロウの半身なのですね。イリヤスフィールの体をもらった」
「ええ、そういう事よ」
「わかりました。それではサーヴァント・ライダー…真名をメドューサ。スズカの敵となるものを尽く粉砕してみせましょう」
「うん。これからよろしくね、ライダー」
ライダーはすずかの一族に関して感づいているようで目は見えないがすずかに慈愛の眼差しを送っているみたいだった。
これなら大丈夫かな?
「それじゃ次はあたしね!」
アリサが高らかに宣言する。
バックに炎が見えているようだ。
「さーて! かっこいいサーヴァントを召喚するわよ!」
そして詠唱を開始する。
だがそこで異常が発生する。
ちゃんと詠唱は唱えられたのだけれど魔法陣の上に現れないのだ。
「あ、あれ…? なんで現れないのよ!?」
「失敗か…?」
「そ、そんなー…」
「―――いやいや、しっかりと召喚はされておるぞ?」
声は上から聞こえてきた。
それで上に向いてみるとそこには中華服を着た赤い色の髪をした武人というにふさわしい男性が天井に逆さまで足をついていた。
それからゆっくりと地面へと降りてくると、
「ふむ、一瞬だが違う場所に呼ばれたから儂としては焦ったぞ? 呵呵呵!」
豪快な笑いをする男性はアリサに歩み寄ると、
「さて、小娘。儂を呼んだのはお主か?」
「そ、そうよ! 名前はアリサ・バニングスよ!」
アリサが気丈に答えると男は「ふっ」と笑い、
「よかろう。儂はアサシンのサーヴァント。真名を『李書文』
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