第三章 聖杯大戦編
第六十三話 『状況説明と召喚』
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…。じゃないと私達もきっと殺されちゃう…!」
「その通りや!」
なのは達はもう言峰綺礼を止める気満々のようだ。
だけどまだ覚悟を聞いていない。
「…あのね、なのは。それにみんな。皆に戦う資格である令呪の兆しが宿ったのは確かだわ。
でもね、聖杯大戦を戦うということは話し合いも一切ない殺し合いに身を投じるということになるのよ?
あなた達は、それに耐えられる…?」
「シホの言うとおりだ。ここでは座して待つというのも一つの道だ。
なに、まだ幼い君たちが手を血に染めずとも私達が言峰綺礼とギルガメッシュを止めて見せよう」
「ええ。汚れ役は私達だけで十分です。
平行世界とはいえ私達が止められなかったのが原因なのですから尻拭いは私達で払拭します」
私と士郎、セイバーがそう言い、みんなは少し悲しそうな顔になる。
「…でも、もうシホちゃん達だけに罪を背負って欲しくないの!」
「なのは…でも…」
「なにも殺すだけが道じゃないでしょ? それは、確かにサーヴァント達は倒さなきゃいけない…! でも、そのマスター達だけでも逮捕は出来ると思うんだ!」
「フェイト…」
「フェイトちゃんの言う通りや。このままやったらもしかしたらシホちゃん達だけじゃやられちゃうかもしれないんやろ?
そんな大責任、私達にも乗っけてもええんよ?」
「はやて…」
「私達はシホちゃんの事を見捨てないよ! そんな事をしたらもう友達だなんて言えない!」
「その通りよ。それは確かに殺し合いをするのは少し勘弁だけどそんな事で友情を壊したくないわ!」
「すずかにアリサ…」
五人がそれぞれ覚悟の言葉を述べてくる。
それに続くように、
「シュバインオーグ、すまないが私達は引くことはしない。主が立ち上がっているのだから私達がついていかなければ騎士の名折れだ!」
「そうだぜ! それにあのはやての格好をした奴は放っておくことはできないしな!」
「その通りです。だからお手伝いをさせてください!」
「主の敵は我々の敵だ。ただ打ち砕くのみ…!」
「私にも協力させてくれ。主の助けになりたいし、幸いデバイスももう出来上がっている。力になろう!」
守護騎士達が口々に声を上げる。
「そうだぞ、シホ。そんな犯罪者は放っておくだけ今後のタメにはならない」
「私達管理局も微力ながら協力させてもらうわ…!」
「そういう事だよ、シホちゃん」
「そうだぞ!」
「それにフィアも助け出さないといけないしね!」
リンディさん達も声をあげる。
…もう、みんなこんな事に付き合うことないのに…。
「もう、物好きなんですから…好きにしてください。でも引く時はしっかりと引いてくださいよ!?」
『はい!』
それで全員が声を上げる。
そこに士郎お父さん達が揃って
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