第三章 聖杯大戦編
第六十二話 『現れる兆し、現れる敵』
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
えてしまい後には静寂だけが残された。
それからしばらく経過して、
「あのもう一人の私…キャスターが言うた聖杯大戦いうのはなんの事なんやろうか…?」
「それよりフィアの事を数合わせといった。
って言う事はあっちには既にキャスターとアサシン以外にもサーヴァントが四体揃っているっていうことなのかな?…連れ去られたフィアが心配だ…」
「ユーノ君…」
「ユーノ…」
それでなのはとフェイトが心配げに声を出す。
「我らもキャスターの姿が主はやてと同じ姿で動揺していなければ…こんな事にはならなかったものを…」
「だな…」
「油断してしまいましたね…」
「この屈辱は必ず返すとしよう」
ヴォルケンズ達が悔しそうにしている。
「…リインフォース。士郎の具合はどうなっている?」
士郎の具合を見ているリインフォースに聞いてみる。
「大丈夫だ。今はただ気絶をしているだけだからな。しかし、アサシンの方は士郎を上回る体術なのだな…」
「英霊と呼ばれるだけあるかもしれないわね」
「そうですねシホ。しかしこれは本格的にいけない展開になってきましたね。
マスター候補のフィアットが連れ去られ、多分サーヴァントは召喚されるでしょう。
そしてフィアットはおそらくキャスターの手により洗脳かそこらの魔術をかけられてしまうと予想されます」
「もう敵の手の内だからね…。くっ! なんてことなの!」
私は苛立ちでテーブルを思いっきり叩く。
「しかし腑に落ちません。サーヴァントの人数は原則7人。第五次ではギルガメッシュという例外はありましたがそれが基本のはず…」
―――アーサー王よ。その疑問、儂が教えてやろう。
『!?』
私達は全員で部屋に響いてくる声の方へと顔を向ける。
するとソファーには私の顔見知りである大師父が座っていた。
「大師父!」
「シホ、壮健でなによりだな」
「宝石翁…あなたが出張ってくるという事は、状況はかなり緊迫としているということですか…?」
「うむ…皆の疑問には儂が答えよう。状況は思った以上に緊迫しているからの」
そうして大師父の言葉からこれから行われるだろう聖杯大戦の事が語られることになる。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ