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インフィニット・ストラトス 〜天才は天災を呼ぶ〜
第5話
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。 ということは、裸の私に、"自分から近づいて"、"下着をとって"、"目の前で着替えて欲しい"、ってこと? それはちょっと変態チックだねぇ。 普通の女子なら引くレヴェルだよ? ん〜、……男の子はそうした生き物、だったっけ? なら、別に『変態チックな趣味』とは言えないかぁ……。
 まぁ、どちらにしても、"そう"いうことなら、私も態々一夏に下着をとってもらう面倒がないから、気が楽でいいんだけど……。 うんうん、大声で「服を着ろ!!」とか言ってたのに、目や顔を覆わず、こっちをしっかり凝視している一夏だし、それぐらいは普通なのかな?」

 勝手に人を変態に仕立て上げていく風音に、流石にまずいと思った俺は、

「早く着ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 そう叫ぶなり、目の前の下着を掴み、投げる。 俺自身は体ごと風音からそらす紳士っぷりだ。


 ……直前まで凝視していたので紳士と言えるかどうかは怪しいところであるが。 あと、弾とか中学時代の旧友に知られたら俺の命はなくなるだろうな。 ただでさえ、IS学園っていう女の園に来ているっていうのに、こんなハプニングまであるのだから。

「わっと、ありがと。 もう少し丁寧に投げてくれると嬉しかったんだけどなぁ」
「……いや、これぐらいお安い御用だ。 あ〜、なんかすまん」

 わずかに聞こえる衣擦れの音を、極力耳からシャットアウトし風音に謝る。 こういうことはちゃんと誤っておかないと後に尾を引くことがあるからな。

「? 何が? それより、一夏」
「ん? なんだ?」

 衣擦れの音が聞こえなくなったので振り向く。 そこには……、

「お…………」
「あ〜私は確かに"下"着とは言ったんだけどね? 女子の下着には上もあるんだよ。 知っているかな? 専門用語でブラジャーと呼ばれる下着なんだけどね? だから、男の子達と同じように接してはいけないと思うよ、私は。 ……はっ! それよりも知っていながらそういう格好をさせようと!? パンティだけ履かせて上はさらけ出しときなって!? やっぱりそっち方面に突き抜けてるんだね。 なら……、仕方ない。 安心してみんなには黙ってておくから。 男の子なら、そう言う趣味の一つや二つあるもんだって、この前読んだ漫画でも言ってたし、気にしないでね」

 確かに下着(パンティのみであるが)を身につけた風音がこっちを見ていた。 そして、何やらわかってますよとでも言いたげな視線を向けてきていた。

「お前はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 本日、この部屋に入ってから三度目となる絶叫と共に、服全般を風音に投げ布団にくるまるのだった。 あ、ちなみに奥側でだ。










「落ち着いた?」

 布団にくるまりながら
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