第5話
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われるこの『IS学園』の中でも、トップレベルで、世界に出ても上から三番以下にはならないであろう群を抜いた美しさを持つ彼女は、ほにゃっとした笑顔を向けてくれていた。
まぁ、今はそんなことは重要ではなく、そんな美少女が目の前で一糸纏わぬ姿というのが重要なのだよ。
一人で思考会話までしてしまう程には混乱している俺は、すぐさまそらさなければいけないはずの目線をそらすことができなかった。
均整のとれた躰には、一切無駄な肉がついていない。 しかし、スレンダーとかそう言うことではなく、俺と同い年と言う年齢にしてはむっちりといやらしい臀部をしている。 胸だって大きい、束さんや千冬姉、箒なんかも大きかったが、それに負けず劣らず……、いやむしろ圧勝と言える大きさで。 しかし嫌な大きさではなく、形も素晴らしい。
う〜ん、なんだ、こう……、俺の貧困なボキャブラリーでは、到底表せないが素晴らしいものだ。 うん、OPPAIはいいものだよ、ホント。 世間で騒がれるのも頷ける。 男子の憧れの象徴だしな。
先にも言ったが、風音はとてつもない美少女。 ほにゃっとした笑顔を向けてきているときは可愛い系だが、真面目な顔になると途端に綺麗系に早変わりする美しさなのである。
そんな風音の裸体を食い入るように見てしまうのは、男として仕方ないことだと思わないだろうか?
……ちょっと待て、そんな美少女の裸体をガン見する俺は、ラッキースケベ君とやらになるのだろうか?
その構図、どこのギャルゲだ? いや、エロゲか?
やっとまとまりだした思考で意味のない事を延々と考え続ける。
そして、やっとひねり出した言葉が、
「……お、……おま」
だった。 そんな俺に、髪の水滴等を拭き取った風音が語りかけてきた。
「ん? どうかした? ああ、それより一夏の座っているベットの脇に、私の下着が置いてあるんだけど。 ちょっととってくれない? というより、奥側は私が使おうと思ってたんだよ? だから、ちゃんと下着とか置いて場所確保してたでしょ?」
「さっさと服を着ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
思わず絶叫してしまう。 仕方ないことだろう。
「……なに急に? ご近所迷惑になるよ? というよりも、服を着るために一夏に下着をとってって言ってるんだけど。 ほら、そこにある下着をこっちに持ってくるだけなんだから簡単でしょ? なんなら投げちゃってもいいよ。 あ、でもでも、意外にデリケートなものだから投げるなら注意して投げてね。 あッ! それとも一夏は、女子に下着をつけさせもしないで眺めるのを楽しむタイプの人なのかな? それとも着替えをじっくり鑑賞したいタイプ? うわぁ、普段学校でしか顔を合わせない人たちにとっては衝撃の事実になるね
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