20*厨二がデフォルト
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した事で自分についての評価もググッと上がったとか。
しかも自分が人間だとばれてたからなおのこと皆さん自分を過大評価して。
……なんかこれも国のドロドロネチネチプチプチした事に巻き込まれる原因になりそうでさらに自分は鬱々真っ盛り。
はぁ……イテテ。
やべっ、胃がキリキリしてきた。
しかし、そんな自分を気にもせず、むしろいきなりの昇格に頭が追い付かないと勝手に解釈した彼らはなおもさわぐ。
「…やっぱり先生は俺達には届かない存在ですね。先生に教えを請うことができて光栄です。」
ほんとに、君らは暢気だねぇ。
「本当だよねぇ、たしかそんな感じのコトワザがえっと……」
だれが誰かは推して知るべし。
「“雲の上の人”だよね。ナルミ君みたいな人をあらわす言葉は。」
むしろ自分は“世界の外の人”だよ。
何?上手くない?
知るか。
「ホントですね。さすがは“虚無の黒騎士”。」
!!!??
「テトラァァ!」
「うぉ!どうしたナルミ!」
嗚呼。
ついに呼ばれてしまったか。
虚無の黒騎士、これが自分に付けられた厨二成分MAXな名前である。
魔力が無いのと今までに無い魔法ってか技ってかまぁそんなのをつかったのが虚無の部分。
んで黒騎士は言わずもがな、容姿からである。
この二つの成分、共に用法容量を注意して使わなければならない超危険ワードであります。
使用時間、服用方法や分量、ましてや処方する患者を間違えると
「やめてくれぇー!自分は厨二ではない!断じて!」
こうなります。
正確には恥ずかしさが限界を超えて半分気が狂います。
そしてそうなった自分はテトラ君の肩を掴みユサユサガタダタガッタンゴットン。
もはや彼の顔が残像で二つに見えるレベルです。
「お、落ち着け!どうした!?なにがあった!?チューニとはなんだ!?」
「先生!気を確かに!」
はぁ、はぁ。
自分は、何を……
「せ、先生……どうしたんですか?」
「いや……自分は厨二病でない事を証明したくて、つい心を乱した。」
「チューニ病ってどんな病気ですか?」
……どんな?
言葉で説明しずらいな。
てかしたくないな。
「…………恥ずかしい発言を平気でしてしまうようになる心の病気。」
「なんで急に?」
「いや、まぁ……うん、いろいろあって。きにするな、もう過ぎた事だ。」
まさか王様がそうとか言えないべ。
てか風習なら仕方がない。
てゆーかなんであんなに乱心してしまったんだろうか。
やはり恥ずかしさと緊張と不安からかな。
心、弱いなぁ…
精神強いらしいのに。
「ところで、なんでナルミはあの時に褒美
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