19*何がいよいよだ
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「これはらせ「凄い!本物の“ニール”だ!実在したんだ!」……にーるってなに?」
説明出来なかった。
相変わらずハイテンションなミミリィ隊長に遮られたのだ。
そしてミミリィ隊長いわくニールとは、大昔にとある魔術師が造ったといわれる秘術で、魔力を球状にして爆発的な破壊力を持つ魔術なんだとか。
さらにその秘術についての情報が“魔力を球状にする”と言う事だけで文献等にも全く載っていないらしく、いままで何人も再現させようとして失敗してきただとか。
揚句、もはや伝説上の秘術としか扱われていないだとか。
なんか、歴代の魔術師の方々ごめんなさい。
「これを教えていただけるんですか?」
自分が心の中で会った事も無い偉人達に謝っていると、ムー君が自分を現実に引き戻した。
そして新たに問題がある事を自分は思い出した。
「あぁそうだね……とりあえずゴムボールはあるかい?」
水風船とゴムボール。
これがなければ修業出来ないのである。
***********い☆
とりあえず水風船とゴムボールは代用品(ラーヂの実とググの実とか言うの)があったっぽいのでそれを使って原作に忠実な修業をして貰う事にした。
そしてその修業の結果が
「うん、完璧だね。」
錐揉みしながら木にぶつかって行ったラルムである。
まぁ当然の報いか。
……当然、か?
まぁいい、それよか。
「なんで君らは自分達についてきたん?」
いまさらながら、気になった事を引き攣った顔のシャール君に質問してみる。
ちなみにラルムは動かない、ただの屍のようだ。
「………いえ、あの…なんか近衛隊の方々が凄い秘術を習得したと聞いたので……見せて貰えたらなぁって……ごめんなさい。」
「あぁ…まぁ、あーゆー感じに。」
「…ごめんなさい。」
うん、気持ちわかるよ。
ただ君は全く悪く無い。
悪いのはラルムだ、君に罪は無い。
「先生!どうでした!?」
気まずい空気が自分達に流れる中、その空気の発生源であるシルバちゃんが自分に駆け寄ってきた。
「ごめんなさい!!」
すると即座に彼女へと頭を下げるシャール君。
それはもう恐怖の大王と対峙するかのような表情で。
「……もう邪魔しないで下さいね。」
「はい!!」
もはやここで上下関係が出来てしまっている。
いやはや、なんつーか不憫だな、シャール君。
「で、先生。どうでした?」
そしてあらためて自分に向かい聞いてくるシルバちゃん。
なんでこの娘らの家系はここまで表情の差が激しいのだろう。
「んー、いいと思うよ。もうちょい発動早くできたらなおいいだろうけど。」
「はい!」
とりあえずテキトー
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