暁 〜小説投稿サイト〜
なりたくないけどチートな勇者
19*何がいよいよだ
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さぁてさて、ここは中庭、つか庭園。

ここには自分とシルバちゃんとプラスアルファの計四人。
ちなみにそのプラスアルファとは何かと言うと……

「お久しぶりです。」

「ふん!」

シャール君とラルムである。
相も変わらず二人一緒だな。
セットか?二人合わせて398円か?それとも…

「BLか?」

「はい?」

おっと、つい思った事が口から。
と、くっだらない事を自分が考えていると、今回の主役シルバちゃんがすっげー嫌そうな、それこそ汚物にたかる蝿が産んだウジムシを見るような蔑んだ目で

「なんでいるんですか?」

プラスアルファにこう切り出した。
するとプラスアルファの駄目な(ラルム)

「問題あるか?チビ。」

やっぱりこいつ最悪だ。

「……」

「「ひぃ!」」

コワッ!
ここに般若が降臨している!
むしろシルバちゃんに憑依している!!

ちなみに悲鳴は自分とシャール君だ。

「お、落ち着こう。ね。」

とりあえずメダカの脳みそ程のかけなしの勇気を振り絞り、シルバちゃんをなだめてみる。

「……先生。」

すると落ち着いたのか、いつもの表情でこちらを見るシルバちゃん。
そして発した発言は

「あれをあの方に当てても良いですよね?」

うん、いい笑顔。
しかしあれねぇ……

まさか本当にできるとは……


************べ☆


自分が起きて次の日の朝、目の前にはエリザと近衛隊の面々が。
なぜかと言うと。

「カードかえせ。」

「……どうしても返さなければだめか?」

という事である。
つまり返してほしい自分と返したくないエリザ達。

「実はそれ、まだ未完成なの。それを使われると自分に負担がかかるの。」

「むぅ〜。それは本当なのか?嘘では無いのか?」

あぁもう、こいつは。

「よし、じゃあこうしよう。自分がなんか使える技を教えてやるから返せ。」

「どんなのですか?」

真っ先に飛び付いたのは我らが隊長、ミミリィさん。
しかしどんなのと聞かれても…

ぶっちゃけ考えてなかったです。

「先生?」

「あぁ、ごめんごめん。ちょっとぼーっとしてた。」

しかし何を教えたらいいか…
魔力とかぶっちゃけ全くしらんしなぁ…
なんか…魔力的な……そだ!

とりあえず思いついた自分はいきあたりばったり的に試してみる事にする。

右掌の上に魔力が小型台風みたいに渦巻くイメージで。
所詮魔力版螺○丸さ。
いやぁ、やったら以外とできるもんだね。

そしてそれをやるとみんな目を丸くして驚いた。
いい気になった自分は意気揚々と説明しようとするが

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