機動戦士ガンダムSEED
0176話
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まり考えなくてもいいだろう。
群れとなって襲いかかってくる戦闘ヘリに、アークエンジェルの各所に装備されているイーゲルシュテルンから弾丸が大量に発射され、少なくない数の機体を撃破してその部品を砂漠へと撒き散らす。
その様子を見ながら、砂煙が段々とこちらへと近づいてくるのを発見する。バクゥだ。
「キラ、バクゥが来たぞ。戦闘ヘリばかりに気を取られるな!」
ブリッツのすぐ後に射出されたエールストライカーパックを装備したストライクへと通信を入れる。
「はい、分かりました!」
キラもまた、頭部に装備されているイーゲルシュテルンで戦闘ヘリを撃破しつつ返事をする。
ドゥンッ!
腹の底に響くような発射音が聞こえ、同時にアークエンジェル近くの砂が爆発した。レセップスからの砲撃だ。
MSや戦闘ヘリだけではなく、敵の援護射撃にも気をつけないといけないな……っと!?
猛スピードで近寄ってきたバクゥが、その口の部分に装備されたビームサーベルで斬り付けてくる。足下へと襲いかかったその変則的な一撃を、バーニアを噴射して上空に跳躍する事で回避。すぐにまた空中でバーニアを噴射して位置を変えると、つい数秒前までブリッツのいた位置を後続のバクゥから放たれたレールガンの弾丸が貫いていった。
「甘いんだ……よっ!」
そのまま先程ビームサーベールの一撃を食らわせてきたバクゥの背中へと着地し、その背中に装備していたレールガンを踏みつぶす。同時に至近距離から巨大ビームライフルを発射する事でその胴体を貫通する。
そのままバクゥの背を蹴ってバーニアを使い跳躍すると、次の瞬間にはバクゥが爆散した。
「次……ちぃっ!」
爆発したバクゥを煙幕代わりに、2機のバクゥが新たにブリッツへと襲いかかってくる。今撃破されたバクゥと同じく足下を斬り付けるようなビームサーベルの一撃と、跳躍して上から上半身をビームサーベルで狙ってくる一撃の連係攻撃。
このままでは同時に攻撃を受ける。となると……しょうがない。
巨大ビームライフルを振り上げて跳躍してきたバクゥの胴体へと思い切り叩き付ける。
射撃武器ではなく、その巨大さを活かした鈍器として利用された巨大ビームライフルは見事に上空から迫ってきていたバクゥを吹き飛ばす事に成功するが、その代わり銃身がその中程で砕け散る。
くそっ、威力はないとは言えブリッツのエネルギーを使わないで攻撃出来る武器だってのに。
だが、そんな事に一々構っていられる程にこの戦場は温くはない。次!
そのまま跳躍すると、視界の隅でムウの乗っているスカイグラスパーがザフトの戦闘ヘリを次々に撃墜しているのが目に入った。
その様子を軽く一瞥し、先程の連係攻撃を仕掛けてきた一機目のバクゥへとトリケロスに内蔵
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