機動戦士ガンダムSEED
0176話
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ぞ」
ムウがそう言って走りだす。俺とキラもその後に続いてパイロット控え室へと向かった。
「そうだよ。1号機にランチャー、2号機にソードだ! なんでって……換装するより俺が乗り換えた方が早いからだよ!」
パイロット控え室では既にパイロットスーツを着たムウが格納庫にいる整備員達へと指示を出していた。以前に俺が言ったように換装よりも乗り換えの方が柔軟に行動できると踏んだのだろう。そんな様子を眺めていた俺とキラにムウが視線を向けてくる。
「連中には悪いが、レジスタンスの戦力なんぞはっきり言って当てにならん」
「ええ」
ムウの言葉にキラが頷く
「となるとMSに対抗出来るのはMSという事で、アクセルとキラ、お前達2人に頼る事になるが……2人とも、踏ん張ってくれよ。もっともアクセルの操縦技術や、最近のストライクの動きを見ている限りでは心配ないと思うがな」
「こんな所で艦を沈められる訳にはいかないからな。俺としても全力は尽くすさ」
艦内に響くアラーム音を聞きながらそう返事をして、MS格納庫へと向かう。背後でキラが『バーサーカーって何ですか?』とか聞いていたが、ムウが答えているのでそのまま任せる。あるいはバーサーカーとはゴットハンドという能力を持っていて蘇生魔術の重ね掛けをしている英霊だ、とでも言えば面白い事になったかもしれないが。……いや、単にキラを混乱させるだけか。
「兄ちゃん、装備はどうする?」
いつもの如く、マードックがそう尋ねてくる。
「巨大ビームライフルと突撃機銃を頼む。敵はとにかく数が多いらしいからな。持久戦になった時の為にブリッツのエネルギーはなるべく温存したい」
「あいよ。こっちはすぐに準備するから兄ちゃんはコックピットに乗って待っててくれ」
マードックの言葉を聞きながら、ブリッツのコックピットへと乗り込む。すると素早くマードックの用意した巨大ビームライフルと突撃機銃が用意され、ブリッツにそれを装備させてカタパルトデッキへと移動する。
「ブリッツ、アクセル・アルマー、出るぞ!」
リニアカタパルトで射出されるブリッツ。するとすぐ目の前には既にザフトの戦闘ヘリの姿があった。
「ちぃっ、さすがに戦力の展開が早いな」
文句を言いつつもPS装甲を展開し、戦闘ヘリから発射された機銃をPS装甲で弾く。
「勿体ないが、食らえ!」
ヘリに狙いを付け、左腕に持っていた巨大ビームライフルのトリガーを引く。放たれたビームは俺に攻撃してきたヘリと、その後ろにいたヘリの2機をその光に呑み込んで爆散させる。
チラリと周囲を確認すると、既に明けの砂漠のメンバーは自走砲に乗って散っており近くにはいない。こちらの戦闘の巻き添えを食らわせるという事はあ
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