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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0175話
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てなかったが。ただ、幸い性格は軽いが口は堅いらしく俺とマリューの関係は誰にも言ってはいないので助かっている。

「はぁ。……取りあえず今日の外出で少しは気分転換出来ればいいんですけど」

 呆れたように俺とムウを一瞥し、そのまま去っていくマリューだった。

「何か、お前のせいで俺まで責められてるような気がするんだが」
「……悪いな。後で機嫌を取っておいてくれ。にしても……いいよねぇ、若者は。俺もああいう青春を送ってみたいよ」
「そうか? 三角関係でドロドロの青春なんて俺は御免だな」

 いや、三角どころか四角関係になるのが分かりきっている俺が言っても説得力は無いのかもしれないが。……ホワイトスターと繋がった時にどんな目にあわされる事やら。もっとも、だからと言ってマリューと関係を持った事を後悔しているかと問われれば胸を張ってNoと言うが。





 マリューを怒らせてから2時間程。ようやく機嫌を直したマリューと共に俺はブリッジにいた。そんな時、キサカからキラとカガリが集合時間になっても戻らないと緊急の通信が入ってきた。

「何ですって!? キラ君とカガリさんが戻らない!?」
「ああ。時間を過ぎても現れない。サイーブ達はそちらに戻ったか?」
「いえ、まだよ」
「電波状態が悪くて、彼等と直接連絡が取れない。連絡がついたら何人か戻るように言ってくれ。市街でブルーコスモスのテロもあったようだ。だが、何か探ろうと思っても手が足りん」
「至急バジルール中尉を呼び出して!」
「はい!」

 マリューのその指示に急いで従うオペレーター。その様子を見ながら考える。
 ブルーコスモスのテロがあったという事は、まず間違いなく原作通りに進んでいるだろう。つまり今、キラ達はバルトフェルドと行動を共にしている筈だ。

「マリュー、俺も出るか?」
「いえ。キラ君がいない今、貴方がアークエンジェル最後の砦よ。今は我慢して頂戴」
「了解」




 結局その後は原作通りに進んだ。サイがストライクを動かそうとしてMS格納庫で倒れ込む騒ぎを起こし、バルトフェルドと会っていたキラ達は解放され、ナタル達に保護されてアークエンジェルへと戻って来る事が出来た。もちろん戻ってきたキラはマリューやナタルから数時間もの説教をたっぷりと貰っていた。
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