機動戦士ガンダムSEED
0175話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こっちも怪我人は多いし、飯や、何より水の問題もある。どうする?」
「……アクセル、ブリッツは?」
「キラに頼んでOSの設定は完了している」
「じゃあいざという時は大丈夫ね?」
「ああ。そういう聞き方をするって事はキラを行かせるのか?」
「ええ。キラ君……いえ、ヤマト少尉に行って貰います。暴走しているとは言え見殺しには出来ないわ」
「ま、それがいいだろう。エールストライカーパックを装備すればブリッツよりも機動力は上だしある程度の飛行も出来るからな」
「ええ。フラガ少佐、残っている車両でそちらにも水や医薬品を送らせます」
「了解」
短く返事をして通信を切るムウ。こちらから到着する車両や水・医薬品を効率よく配る準備をするのだろう。
「ハウ二等兵、ストライクの発進を」
「はい」
ミリアリアが返事をして、キラへと通信を送る。
「キラ、ストライク発進を願います」
「了解」
そして短く返事をしたキラがエールストライカーパックを装備して出撃していった。
その後の展開は原作と大して変わりがなかったらしい。追っていった明けの砂漠のメンバーはその半分近くが死亡し、カガリと一緒に車に乗っていた少年も死亡した。それを見たキラが死んだら無意味だ、みたいな事を言ってそれに突っかかっていったカガリを殴った、と。
それから数日。現在キラはそのカガリと共にバナディーヤへと物資補給の為の買い物に出かけている。ナタルやその他のブリッジクルーも数名一緒であり、現在アークエンジェルはその戦力を半減している。
しかしマリューはその危険を承知の上でキラの気分転換をさせたかったのだろう。それにはフレイがキラとくっついたというのが影響している。俺やマリューと違いついこの間までは民間人だったキラだ。戦闘の連続によるストレスでおかしくなり、その結果フレイと……と思っているのか。
他にもレジスタンスである明けの砂漠では手に入れられない、アークエンジェルで使用する弾薬等も武器商人から横流し品を入手してくる予定だ。
そして、キラはこの買い物で砂漠の虎、アンドリュー・バルトフェルドと出会う事になる。
「あー、あー、あー。こんな物まで持ち込んでよ。なんだってコックピットで寝泊まりしなきゃならねぇんだよ!」
マードックが呆れたように言いながらコックピットの中にあるゴミを外へと放り出し、それをフレイが手に持っているゴミ袋へと入れている。
そんな様子を、俺とマリュー、ムウの3人はMS格納庫の上にあるキャットウォークから見下ろしていた。
「でも、いつからそんな」
「さぁ……けど、地球に降りてからじゃないの? それまでそんな余裕なかったでしょ」
そんなムウの言葉を聞きながら、フレイを眺めて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ