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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第二十八話 Die d?mmsten Bauern ernten die dicksten Kartoffeln.
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を防ぐために。
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―――教会―――
俺は戦いというものにこそ生きる価値があるものだと常日頃から感じていた。死が最も近づいてくるその瞬間に俺は生きていると実感する。それは俺がティトゥスという存在になってからも同じことだった。
「死ねや、オラァッ―――!」
「ハハッ、甘いねぇ。そんなにとろくさいんじゃ一生掛かっても当たらないよ」
司狼に付いた理由も自分と似通った部分があったからだ。その生き様そのものもそうだけど何より直感が俺に囁いていた。彼は自分と同類だと。自らに似通った、宿主を殺すものだ。正確に言えば違うだろうし、それはあのラインハルトにも同様に感じたことではある。それでも俺からしてみれば付くべき相手はアルフレート風情ではなくこいつだとそう感じたのだ。
「Let's partyってな、おっ死ね!」
火力で劣るティトゥスが囮となり、本命を司狼が放つ。司狼に意識が集中すればティトゥスが一撃を放つ。そしてそれを邪魔しようとすれば当然の様にそれを止める司狼。
会って数日とは思えないほどの連携を見せながら攻撃し続ける二人。とは言いつつもそれには当然裏がある。
《はい、それじゃあ次は司狼が牽制役よ》
(ヘイヘイ分かってますよ。にしても相変わらず器用つーか細けえよな。所有権は取れなかったとは言え、意識だけをオレして司令塔やるなんてよ)
そう司狼とティトゥスが互いに合わせられる理由は本城恵梨依の存在である。彼女は聖遺物の所有権を奪い合いながら敗北こそしたが意識自体は残っており、司狼はそれを利用したのだ。
《そりゃ私だってこんな面倒なことやりたくないけどさー、アンタがそれ言う?まあ仕方ないからあんた達は黙って私の言うこと聞いて馬車馬のように死ぬ気で働きなさい》
「やっぱり酷いブラック企業だよ。でも気張らないと死んじゃうし、それなりに頑張らさせていただきますよっ…と、そんじゃまあいきますかねぇ!」
『物質生成(Die Generation des Materials)』によって生成される武器の類には聖遺物としての加護が付いているが、当然それらは聖遺物そのものと比べれば一段も二段も劣る。だが同時にそれでも相手にダメージを負わせる為の対策を当然立てていた。
意識を集中させ生成に時間を掛ける。ティトゥスの聖遺物は人器融合型であり同調率にはムラが在る。だからこそ意識を沈め、集中させたときにそれに見合う威力を発揮する。
「撃ち抜かれて死んじゃいな」
そして放たれた弾丸の威力は明らかに先程までとは違っていた。だが、
「ハッァ!抜かせェッ!」
ヴィルヘルムは杭を足元から突き出し、杭の上に佇立する。前回の焼き直しのような戦いに期待外れだったかと思うヴィルヘル
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