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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-4 magical girl of blond hair
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って置いたカレーを温めて、人数分皿を用意して盛り付ける。
それをトレイに乗せて、リビングへ持っていく。


「来たよ、アルフ」
「あ、本当だ」


燐夜が来たのを少女が見て、少女にアルフと呼ばれた女性は物珍しそうに動いていたが、椅子に座った。
それから少しもしないうちに少女とアルフの前にカレーが出される。


おいしそうな匂いが漂ってくる。
アルフはもう待ちきれないようだ。尻尾がさっきからパタパタと忙しなく動いている。


「いただきます」
「……ねえ、そのいただきますって何?」
「んあ? ああ、これは食材に感謝して食べることを意味しているような気がする。まあ、感謝して食べますと言っているようなものだ。ちなみに食べ終わったらご馳走様な」
「ふ〜ん……いただきます」
「いっただっきまぁす!」


少女にいただきますの挨拶の件で説明を求められ、口に入れようとしていたカレーを一旦置いてから説明した。
それを聞いた二人はすぐに実行する。少女は静かに。アルフは待ちきれなかったのか元気が良かった。
ここで燐夜はようやく思い至る。少女の名前を聞いていないことに。


「なあ、自己紹介してないよな」
「……そ、そうだったね。じゃあ私から、フェイト・テスタロッサっていうの、よろしく」
「あたしはアルフっていうんだ」
「じゃあ俺だな。三桜燐夜、よろしく」


燐夜にとって久しぶりに人と食べた夕食はとても温かく感じた。


「……ねえ、また食べに来て良い? 私たち料理できなくて」
「別にいいよ。料理も少しずつ教えてあげれるし」
「ほんと!! ありがとう!!」


フェイトの純粋て無垢な笑顔は燐夜にとって眩しく見えた。
自分の穢れた心で見ることはできない……。


「御馳走様でした」
「「御馳走さまっ!」」



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