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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-4 magical girl of blond hair
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かったのか、いつもは見ないいやな夢を見てしまったのか。
あの夢は8歳の頃の時だったはずだから3年前のことだ。
もうあんな夢は見たいとは思えない。
頭を振って一度クリアにしてから、今自分が置かれている状況を確かめようと辺りを見渡す。
暗い。公園には街灯しか明かりが入らない。
住宅街とは違って家から漏れ出る光が入らないのだ。
しかも、木に周りを囲まれているため、街灯の光も遠くまで届くことなく街灯で照らされているところは、ごく狭い範囲になってしまっている。
地域の人も夜はあんまり寄りつくことの無い公園だからこの暗さも改善されそうにないのだ。
そんな公園の一角が妙に青白い。
気に覆われているから住宅の方に光が漏れることはないが、燐夜がいるベンチから青白い光が見えることは確かだ。
燐夜は寝起きで怠い体を動かしてその光のもとまで歩いていく。
特別光が強いというわけでもなく、直接見ても目に影響は与えない程度だと思う。
勿論、暗い所にあるわけだから幾分かは眩しく見える。
ようやく寝起きでふわふわとした足取りがしっかりとしたものになってきた。
「これは……宝石?」
燐夜が手に取ったものは青い綺麗な宝石だった。
アイオライト、いやあれよりも青いかもしれない。サファイアに近い。
くすみのない綺麗な青。
サファイアは高いもので40万は下らないという。
そこまで考えたところで頭に何か聞こえてきた。
低い声、掠れて……男の声だ。
〔汝、何を願う。願いを申せ、さすればこの力で汝の願いを叶えることだろう……〕
願い……。
これはあれか。力がほしいとか願えばこの宝石が光り出すやつか。
だが、こうして考えているのを読み取って強制的に願いをかなえさせるものもあるが……。
これはどうやら違うようだ。
頭に聞こえてきたように、この宝石に語りかけるように何か願いを口にすればいいのだろう。
…………。
願いはない。それにいきなり願い事を言えと言われても思いつくのはないだろう。
こんな感じに考えながら道を歩いていると声をかけられた。
その声に反応して振り返ると、少女がいた。
おそらく長いであろう金髪を二つにまとめて、それを揺らしながら宙に浮いている。
普通じゃ考えられない。
これじゃあまるで、あの時に見たなのはじゃないか。
闇夜に紛れる黒いレオタードにも似た服を着て、同じように黒いマントを羽織って、その黒さが金髪を映えさせている。
だが、一つ異彩を放つものがある。手に持つ斧のようなもの。
「それをこちらに渡してください」
「それは別にいいんだが……おなか空いてないか?」
「いや、そんな……」
金髪少女の言葉は最後まで続
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