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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-4 magical girl of blond hair
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小学校での異性などといった関係は、そんなに関係ない。そんなことを思うのは過保護な親とマセてるガキだけだ。
そして、過保護な親――――ではなく、過保護な兄が一瞬にして燐夜の前まで来て、胸ぐらを掴んで近くにある道場へ連れ去っていった。


あまりにも一瞬のことに桃子は反応が遅れた。
すぐに士郎を奥から呼んで自分たちの息子が仕出かしたことをそのまま士郎に伝える。
すると、見る見るうちに顔を怒りの表情に染めた士郎がゆっくりと道場の方へと歩いていった。


そのころ道場では小刀木刀を二本持った恭也と長めの太刀一本だけを持った燐夜が相対していた。


「本当にその武器でいい――――」
「ウザいからさっさと始めてくれないか?」


恭也はせっかく親切心で扱いが難しいとされる長刀を変えてやってもいいと言っているのに、燐夜から放たれた一言が恭也の心を押し留めていた理性がどこかへ弾け飛んだ。


加減のことなど歩法である縮地を使って、燐夜の頭に向かって木刀を振り下ろそうと腕を振ったときまで忘れていた。当然、燐夜に恭也の渾身の一撃が襲い掛かる。
燐夜は恭也の一撃を半身ずらすことで避けて、後ろに距離を取って居合の構えを取った。
恭也は理性が飛んでいたとはいえ、思いっきり力を込めた一撃を紙一重で避けられたことに驚きを隠せない。
――――その隙が命取りになるとも知らずに。


「――――」
「! くっ!」


音もなく斬りかかってきた燐夜。
上からの袈裟切りに合わせるように木刀を二本交差させて守ろうとしたが、想像以上の力に押し負けて後ろに二本とも弾き飛ばされてしまう。
しかし、燐夜の攻撃はまだ終わっていない。
刀身を反転。下からの逆袈裟切り。
視界に入っていなかった死角からの一手。恭也は対応出来ない。一種の放心状態に陥って次来るかもしれない攻撃のことが頭に入っていなかったのだ。


――ドコォッ!!


鈍い音と共に恭也が地面に崩れ落ちる。
カランと軽い音を立てて燐夜が持っていた長刀も地面に落ちた。
額についた汗をぬぐっていると道場に誰かが入ってきた。


「君は燐夜君じゃないか!」
「……お久しぶりです、士郎さん」


この後、高町夫婦と高町美由希とは和解できた。
というより、高町夫婦は燐夜のことを何一つ疑わなかった。美由希はそんな親を見て、自分がいかに恥ずかしい行為をしていたか反省して、すっかり刺々しさは無くなっていた。
燐夜を見て、すぐに謝ってきたのだから。


だが、恭也との関係は改善されることなかった――――。


      ◯


「……ちっ、いやな夢だ……」


燐夜は公園のベンチに寝転んでいていつのまにか寝てしまっていたようだ。
寝てた場所が悪
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