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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
えっ。中間試験?
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の場合勘が鋭く無いと困る。
なぜなら指揮を出すときはだいたいが相手の行動を予想する。
予想=勘。
私はそう考えている。
ちなみに前回の一学期末試験は休んだから無得点。
一学期中間試験も同様にして休んだ。
つまり大洗女子学園で定期試験を受けるのは今回が始めてである。
そんな私が学年首席になって良いのであろうか?
麻子さんにはなんだか失礼な事をした気分だ。
「梨華。勉強してないのにどうして点が取れるの?」
「とっくに習った内容だからだけど。」
「えっ。白河女子高校ってそんなに授業スピード早いの?」
「ズルいよ。私なんてついていけてないから合計点なんて678点なんだよ。」
みほって意外と頭が悪いんだね。
私と432点も差が有るなんて。
普通は考えられないよ。
「みほは予習復習したほうが良いよ。」
「勉強は苦手だよ。」
勉強が好きと言う人はいないだろう。
多分だけど苦手の人が多いはず。
「みほの最高得点はいくつだったの?」
そうするとみほは一枚の答案を見せた。
科目は化学1。
私は精々70点くらいだと思ったが、
「化学1で100点だよ。」
私よりも出来ていた。
「梨華は化学1どうだったの?」
言えない。
私よりも劣っていると思ったみほに負けるなんて。
「ごめん。化学1だけは言いたくないんだ。」
恥ずかしくて言えなかった。
「そっか。それじゃあ、梨華の最高点はいくつだったの?」
現代文、英語W、英語L、物理、世界史、数学2の答案を見せた。
100点が六枚。
驚くんじゃないかな。
「梨華は六枚なんだ。」
あんまり驚かない。
そこまで珍しくないのかな?
「麻子さんは四枚だったからあんまり驚きはしないんだよ。」
成る程。
冷泉さんにも見せてもらったんだ。
「次は一緒に勉強しようね。」
「うん。」
私たちは一緒に勉強する事を約束した。
果たしてみほは私と勉強して上がるのかが見所だよね。
そんなことを考えながら今日一日を終えた。
ちなみに冷泉さんは私に抜かれたことを驚いていたようだった。
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