無印編!
一人ぼっちは寂しいもんな
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
てしまった理由。それは僕の・・・』
『だーかーら、ユーノくんのせいじゃないって、昨日も私、言ったでしょ?』
なのはは茶色いツインテールをピコピコ動かしながら言う。
『でも、ロストロギアを・・・ジュエルシードを発掘したのは僕なんだ。
僕が遺跡でジュエルシードを発掘してしまったから二十一個のジュエルシードはこの世界に散らばってしまった。
責任を取ろうとジュエルシードを集めてるけど、見つけられたのはまだたったの二つだけ・・・』
『あと十九個も・・・』
大変そうだなー。そして明らかにユーノは悪くないだろー。
『二人とも、昨日は巻き込んじゃって、助けてもらって、本当に申し訳なかったけど』
おいてってが抜けてる。
『このあと僕の魔力が戻るまでのあいだ、ホンの少しだけ休ませてほしいだけなんだ。一週間・・・いや、五日もあれば戻るから、それまで・・・』
あ、今度はなのはの髪が天井に向けてビーンっ!と張ってる。おにぃやアリサがビクッってしてる。ついでに奈々ちゃんが顔をイラッ♪ってさせてる。
『戻ったら、どうするの?』
『また一人でジュエルシードを探しに出るよ』
『それはだーめ♪』
『そうだよ、ユーノ。この件はユーノだけが関わってるんじゃない。私となのはも関わってるんだよ?一人で解決しようとしないの』
『ユーノくん、一人ぼっちで助けてくれる人、いないんでしょ?一人ぼっちは寂しいもん。だから・・・』
はっ!一人ぼっちは寂しいもん・・・?違う!ここは一人ぼっちは寂しいもんな、でしょ!
失礼、取り乱した。
『私に・・・私たちに手伝わせてくれないかな?』
『なのは、美愛さん・・・』
『ユーノ、美愛、だよ?』
『美愛・・・ありがとう。それじゃあ手伝ってもらってもいいかな?』
『『いいともー!』』
はっ!ついネタに走ってしまった!?
『そういえば美愛ちゃん、陽龍くんは魔法を使えるの?』
『陽龍くん・・・?』
あ、そういえばユーノはおにぃを知らないんだっけ?
『私の双子のおにーちゃん。あと、おにぃは知らないよ?』
ジュエルシードを発掘したりしたのがユーノだって事を。
『へぇ、美愛ってお兄さんがいたんだ?』
『うん。浅賀陽龍くん。女の子みたいに可愛くて、二年前に私があげた黒いリボンをつけてくれてるんだー♪』
『リボン、あげたの?』
『うん♪』
『・・・そっか』
こっそり仲良くなれそうな雰囲気を感じ取ったユーノだった。
そしてその後もちょっとした他愛もない話を続けたとさ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ