暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜過去を捨て今を生きる者〜
無印編!
一人ぼっちは寂しいもんな
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てしまった理由。それは僕の・・・』
『だーかーら、ユーノくんのせいじゃないって、昨日も私、言ったでしょ?』

なのはは茶色いツインテールをピコピコ動かしながら言う。

『でも、ロストロギアを・・・ジュエルシードを発掘したのは僕なんだ。
僕が遺跡でジュエルシードを発掘してしまったから二十一個のジュエルシードはこの世界に散らばってしまった。
責任を取ろうとジュエルシードを集めてるけど、見つけられたのはまだたったの二つだけ・・・』
『あと十九個も・・・』

大変そうだなー。そして明らかにユーノは悪くないだろー。

『二人とも、昨日は巻き込んじゃって、助けてもらって、本当に申し訳なかったけど』

おいてってが抜けてる。

『このあと僕の魔力が戻るまでのあいだ、ホンの少しだけ休ませてほしいだけなんだ。一週間・・・いや、五日もあれば戻るから、それまで・・・』

あ、今度はなのはの髪が天井に向けてビーンっ!と張ってる。おにぃやアリサがビクッってしてる。ついでに奈々ちゃんが顔をイラッ♪ってさせてる。

『戻ったら、どうするの?』
『また一人でジュエルシードを探しに出るよ』
『それはだーめ♪』
『そうだよ、ユーノ。この件はユーノだけが関わってるんじゃない。私となのはも関わってるんだよ?一人で解決しようとしないの』
『ユーノくん、一人ぼっちで助けてくれる人、いないんでしょ?一人ぼっちは寂しいもん。だから・・・』

はっ!一人ぼっちは寂しいもん・・・?違う!ここは一人ぼっちは寂しいもんな、でしょ!
失礼、取り乱した。

『私に・・・私たちに手伝わせてくれないかな?』
『なのは、美愛さん・・・』
『ユーノ、美愛、だよ?』
『美愛・・・ありがとう。それじゃあ手伝ってもらってもいいかな?』
『『いいともー!』』

はっ!ついネタに走ってしまった!?

『そういえば美愛ちゃん、陽龍くんは魔法を使えるの?』
『陽龍くん・・・?』

あ、そういえばユーノはおにぃを知らないんだっけ?

『私の双子のおにーちゃん。あと、おにぃは知らないよ?』

ジュエルシードを発掘したりしたのがユーノだって事を。

『へぇ、美愛ってお兄さんがいたんだ?』
『うん。浅賀陽龍くん。女の子みたいに可愛くて、二年前に私があげた黒いリボンをつけてくれてるんだー♪』
『リボン、あげたの?』
『うん♪』
『・・・そっか』

こっそり仲良くなれそうな雰囲気を感じ取ったユーノだった。
そしてその後もちょっとした他愛もない話を続けたとさ。

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