暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説 アンドロイド達が見た魔術師
姉達へ妹達へ
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「敵艦発見!
 方位座標および距離をモニターに出します!
 偵察衛星破壊されました!
 敵偵察衛星発見!」

「戦術長!
 破壊を許可する!」

「了解。
 破壊します」

 偵察衛星破壊の報告をした後で皆がモニターに食い入るように眺める。
 モニターに映ったのは単艦でおさらくはピケット艦。
 その先に敵艦隊がいる。

「射程内に入ったら敵を攻撃。
 撃破した後に退避。
 情報は送ったか?准尉」

「既に。
 進路変更。
 敵射程距離まで、残り30秒!
 ミサイル反応多数!
 モニター出します!!」

「戦術長!
 武器使用自由!!」

「了解!
 応戦開始!」

 モニターに突如現れたミサイルは、艦を包むような形でこちらに向かっている。
 迎撃ミサイルが発射されるが、全部落とせそうも無い。

「ミサイル迎撃失敗!
 三割が本艦に向かってきます!!
 敵艦接近!
 射程距離に入りました!!」

 そうか。先にミサイルを慣性射出して、小惑星みたいに偽装し偵察衛星破壊がトリガーか。
 こちらはミサイルの応対にリソースを割いているから撃ち合ったら、先に負けるわね。

「敵艦に対し攻撃開始!」

「敵艦発砲しました!!
 本艦に直撃します!!!」

 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「先行偵察に出た駆逐艦が消息を絶ったのはこのあたりか?
 大尉?」

「はい。艦長。
 敵部隊発見。
 規模は隊規模で中型艦1、小型艦15。
 更に増えています!」

「先行偵察隊という所か。
 どうしますか?隊司令」

「どうせここで逃げても戦わないといけないのだろう?
 ならば、戦うさ」

「敵艦からジャミング始まりました。
 カウンターをしかけます」

「許可する。大尉。
 全艦武器使用自由。
 射程に入り次第攻撃開始」

「了解。
 全艦に伝えます」

「艦長。主砲、エネルギー充填完了!
 いつでも撃てます!」

「戦術長。
 目標、敵中型艦!」

「撃て!!!」

「敵艦発砲!
 目標は本艦です!
 味方駆逐艦も攻撃開始しました!」

「一、二発ではこの船は沈まんよ。
 大尉。
 落ち着きたまえ」

 私、アンドロイドなので、いつものとおりですが。隊司令。
 というか、手が震えています。艦長。

「フレッチャーF853轟沈!
 ランヂョウD647戦列を離れます!
 コスモスI581より『我、操舵不能』!
 敵小型艦一隻撃沈!
 小型艦三隻戦列離脱!」

「敵さん、えらく動きが良いじゃないか」

 机に手を置くことで艦長は手の震えを抑えたらしい。
 司令もモニター
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ