第4話
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呼ぶし、問題ないよね?」
「おう、いいぞ」
そんな感じで一気に緊張のほぐれた俺は、風音と時間いっぱいまで喋り続けた。 途中、ファースト幼馴染の箒が来たが、簡単に2、3言葉を交わすだけに留まった。 久しぶりにあったけど変わってねぇなぁ。
副担任の山田先生が来てから、ひと悶着あったりもしたが、そのあとかなり余裕を持って自己紹介などを済ませることができた。
まぁ、千冬姉が担任として出てきたことには焦ったが……。 出席簿、超痛いっす。
スパァァァァンッ!!!!!!!!
何かを叩いた異常にいい音が響いた。 叩いたのは千冬姉、叩かれたのは風音。 使用された凶器は出席簿である。
「友永……、今バカな事を考えていただろう?」
「ふはははは!!!! 流石織斑先生、見抜かれてしまいましたか!!! 実はこの、『叩かれてもイタクナーイ』君65号の実験を行おうと思いまたちまして。 それで先程から一夏君を途轍もなくいい音で叩かれている、織斑先生の『シュッセキヴォアタック』に目をつけた訳であります!! 何とかして先生から『シュッセキヴォアタック』を受ける必要があったのですよ」
なに!? あの出席簿で叩かれっても痛くも痒くもないっていうのか!!! すごいアイテムだなぁ。 風音……くれねぇかなぁ。
「勝手に変な技名を付けるな、馬鹿者が。 しかしそうか、程ほどにしておけよ? これは預かっておく」
そう言って『叩かれてもイタクナーイ』君65号は千冬姉に回収されてしまた。 なんともったいない……。 それにしてもいきなり65号ってなんだ?
「ち、回収されたか」
「ちょっと勿体無かったな。 千冬姉の主席簿アタックを無効化できるアイテムなんて」
「チッチッチッ、一夏まだまだだね。 『出席簿アタック』じゃなくて、『シュッセキヴォアタック』だよ!! 65号はなかなかいい出来だったから惜しかったなぁ。 まぁいいや、まだまだ73号まで持ってきているから余裕余裕!!!」
ちょ、おま、どんだけ持ってきてんだ。
てな、感じで仲良くなったのである。
オルコットと風音の言い合いも千冬姉の介入により、収束を迎えてきたようだし、めでたしめでたしってところか?
「よし、ならば月曜日にクラス長をかけた戦いを執り行う。 織斑、オルコット、しっかりと準備しておくんだぞ? あと、友永、オルコットの試合もあるから皆見たければ見にくればいい。 こちらの試合は織斑VSオルコット戦後だ」
あれ? 俺がオルコットと戦うことになってる!!? なんで!!?
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