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機動戦士ガンダムSEED fulmetalarms
C.E.71編
PHESE−05
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』に部下の死に様を伝えると、再びキラに視線が向けられ彼がキラに歩み寄った。
「な、なんですか?」
「君、コーディネイターだろ。」
「!……はい。」
コーディネーター。なるほど身体能力が俺たちナチュラルより高い奴らなら訓練もなしに仕組みを理解し操れるのかもな。
「な、なんなんだよそれは!」
「トール…。」
「コーディネイターでもキラは敵じゃねぇよ!さっきの見てなかったのか!どういう頭してんだよ、お前らは!」
「…銃を下ろしなさい。」
「「「……。」」」
「いや、下すな。」
「え?」
警備兵がフラガ大尉に発言に素早く反応し銃を構えるが、ラミアス大尉の上官命令で撤回された。
しかし俺はそれに気を良くせず再び構えさせ、自身の拳銃もかまえる。
「サンダース中尉。何のつもりですか?彼は民間人ですよ。」
「尚更ですね、ラミアス大尉。民間人がわが軍の秘密兵器を無断で使用し、コロニーを損傷させた。軍法会議モノですよ?しかも彼はコーディネーター、軍司令部が知れば生きて返せませんよ?そのためにもここでケリをつけておく必要があります。」
「ラミアス大尉、これは一体…。」
「そう驚くこともないでしょう?ヘリオポリスは中立国のコロニーですもの。戦渦に巻き込まれるのが嫌で、ここに移ったコーディネイターが居たとしても不思議じゃないわ。違う?キラ君。」
「ええ、まぁ…僕は一世代目のコーディネイターですから。」
「一世代目?」
一世代目だと?つまり……、
「両親はナチュラルってことか。…いや、悪かったなぁ。とんだ騒ぎにしちまって。俺はただ聞きたかっただけなんだよね。」
「だったら私的に聞いてほしかったです。フラガ大尉。」
「フラガ大尉…。」
「ここに来るまでの道中、これのパイロットになるはずだった連中の、シミュレーションをけっこう見てきたが、奴等、ノロくさ動かすにも四苦八苦してたぜ。やれやれだな。あんたは違ったようだけどな。」
俺は黙ってうなずき、警備兵に目配せをする。
「大尉!どちらへ?」
「どちらって、俺は被弾して降りたんだし、外に居るのはクルーゼ隊だぜ?」
「ええ…」
「あいつはしつこいぞ〜。こんなところでのんびりしている暇は、ないと思うがね。」
それだけ言って『鷹』はどこかへ消えていった。
「キラ君、君はこっちだ。警備兵。」
「は、はい。」
一人の警備兵を呼びキラをホールドアップする。
「おいキラをどうするつもりだ!」
「そうよ、キラぁ!」
「サンダース中尉!」
ガキどもとラミアス大尉が騒ぐが気にするまでもない。無抵抗なキラを捕縛し連行する。
「少し話を聞くだけだ。安心しろ拷問はしない。」
「何が話だよ!軍人なんか…。」
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