第70話 =貫きたい想い=
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ー……」
ちょっと遠くでサウスが注意を呼びかけていたが状況を見てすでに無理だと見て諦めたような声を出した。
「なぁ、アンタ…今チビって言わなかった……?」
「だからなんなんだよ!」
その肯定を表す叫び声で俺の中の何かがプチンと切れた。やはりチビとは俺のことらしい。ヴォルトという種族は他よりも小柄な種族なのか身長で言えばキリト>サウス≧リーファ>俺という順番、現実でもユカよか背が低いし近々キリトに抜かれそうだからってことで結構気にしてたのにな。
「…さよなら」
せめてもの声をかけると1撃2撃3撃と次々と斬撃を当てていく。他に比べて防具が布系が多くてHPを減らしていくのは双難しいことでもなかった。数分の間で何十と攻撃を当てて――どうやったかは覚えてない――最後、止めを刺そうとした瞬間、笛の音を何倍にも増幅したような高らかな啼き声、そしてその方向には幾つもの深いヒビに覆われた無残なトンキーの姿だった。
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