第2話 『守りたいもの』
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と出番かぁ!」
「そのようね」
「イーリス・コーリング,出るぜ!」
「ナターシャ・ファイルス,行くわよ!」
2機のISが空に飛び立ち,他の艦からもISが続々と空に上がっていく。
この戦いを生き残った者は口々に言う・・・・・・。
戦場で白騎士を見たと・・・・。
◆
気づいたら暗闇の中にいた。
最後に見た光景は敵の艦の至近距離でスーパーヴァリスタを撃ったところで意識が途切れた。
僕は死んだのか。
ここが地獄なのか。
「・・・れ・・・・い・・」
声なのか?
「これ以上行かせるな! ここで食い止めるんだ!!」
「俺たちをなめるな!」
誰かが戦闘をしている。
止めなくては,これ以上悲しみを生み出してはいけない。
体を動かそうとするがピクリともしない。
動け・・・こんな時に動かなくてどうするんだ!
また後悔するのか!
これ以上,だれかが傷つくのはもうごめんだ!
すると突然,視界が光に包まれた。
そこには戦場が広がっていた。
撃沈した駆逐艦。
空中で撃墜される戦闘機。
ナイトメアではなく,見たこともない騎士の甲冑を纏った人間が同じく全身を鎧で覆った騎士と空中で切りあい,撃ち合う。
それにあの大型浮遊航空艦が確認できる。
ここはいったいどこなんだ・・・・・・。
いや,考えるのは後だ!
この手をまた血で染めることで,助かる命があるならいくらでも染めてやる。
もう少し付き合ってもらうよ―――――エスペランサ。
その日,世界に青い翼を羽ばたかせ白騎士が戦場に舞い降りる。
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