第5章 X791年編
墓参り
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「別にいいわ。」
ミントとシャルルはそう言う。
「私どこへ?」
「お前がよく知ってる場所。」
俺はそう言い、外へ出て、翼を出した。ウェンディも外へ出た。
「よっと。」
「きゃっ!」
俺はウェンディをお姫様抱っこさせる。
「しっかり捕まってろ。」
「え、えぇ・・・うん・・・////」
ウェンディは顔を赤くし、頷く。
「ついた。」
「ここって・・・!」
俺がウェンディと行きたい所とは、このガーベラのある花畑だった。
「ここは7年経っても変わっていなかった・・・。」
「うん・・・あの頃と変わってない・・・。」
「そういえば昔お前が化猫の宿にいた頃、
悪い夢を見て勝手に出て行った時があったな。」
「そ、その事は言わないで!!!///////////」
ウェンディの恥ずかしい歴史の1つであるからな、ある意味。
「・・・。」
「?お兄ちゃん?」
俺は無言でウェンディを抱きしめた。
「本当によかったよ・・・お前と一緒にここにいて・・・。」
「お兄・・・ちゃん・・・?」
「今のこの世界じゃ7年、妖精の球の中で半年経ったけど・・・
みんなを・・・ウェンディを助けられず、自分1人だけ起きて何もできなかった
あの時を思い出すと・・・本当に寂しくって・・・辛かった・・・。」
「お兄ちゃん・・・。」
ウェンディは両腕を俺の背中に回し、手で服を握った。
「お前とまたここにいられて・・・よかったよ・・・!!!」
「お兄ちゃん・・・辛かったんだね・・・。」
「ああ。」
「ずっと・・・一緒だよ・・・。」
「当たり前だ!」
「お兄ちゃん・・・。」
「ウェンディ・・・。」
俺とウェンディはキスをする。
「大好き・・・愛してるよ、お兄ちゃん。」
「俺もだ。大好きで・・・愛してるぜ、ウェンディ。」
俺達の中はさらに深まった。
その後、俺の住んでる家へ戻り、今日1日を過ごしたのだった。
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