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混沌の魔術師と天空の巫女
第5章 X791年編
墓参り
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化猫の宿《ケットシェルター》につくと、そこは色んな植物が茂っており、
家の跡や墓も植物に浸食されていた。

「やっぱりこうなってるか・・・。」

「うわ〜・・・植物だらけ・・・。」

「誰もここに来なかったのかな?」

「どう考えてもそうでしょうね。」

「あれ?あの家だけ他のとちょっと違うね。」

1つだけ、ボロボロではない家があった。

「ねぇ、お兄ちゃん・・・・・・あそこの家って・・・。」

「・・・ああ。俺達が化猫の宿(ここ)にいた時の家だ・・・。」

俺はそう言う。

「誰かが使ったのかな・・・?あの家だけが・・・。」

「ああ・・・・・・あそこは今、俺が住んでいる。」

その言葉にウェンディ達は俺の方を見た。

「もしかしてコージ・・・アンタ妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入ってから、ずっとこの家に・・・。」

「ああ。使っていた。」

「そう・・・だったの・・・。」

「家の中は大丈夫だ。さぁ、掃除始めるぞ!」

俺は持って来ておいた掃除道具を出した。







































「すごい草の量〜・・・。」

「全部引っこ抜く。シャルルやっミントは小さい草とかを。
 俺とウェンディはスコップで根っこの量が多いのとかを抜く。
 一応お前ら用に小さいシャベルを使え。」

「OKー!!」

「わかったわ。」

「私こっちをしてくるね。」

「そうしてくれウェンディ。俺はここら辺を。」

































「うきゃあ〜!!ミミズ〜!!!デッカ!!!!」

「何驚いてんのよ。」

「ウェンディ。そこに草や枝とか火で燃やせれるのは置いておけ。」

「わかったよ、お兄ちゃん。」





























「ここは終わった。次だ!」

「休憩しようよ〜。」

「アンタ体力ないわね。」

「大丈夫、ミント?」




























「さて、家や周りの草刈りは終わった。最後だ。」

俺達は化猫の宿(ケット・シェルター)のみんなの墓の掃除を始めようとする。

「マスター・・・みんな・・・遅くなってごめんなさい・・・。」

ウェンディがみんなの墓に向かってそう言う。

「7年間も、待たせちゃったね・・・。」

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