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ソードアート・オンライン 〜無刀の冒険者〜
SAO編
SAO、各エピソード裏話
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ら伸ばすのもアレですし、スパッと決めてみようかと思いまして。今にして思えばラブコメを一エピソードで書こうという点そのものが無理しかなかった…。
 結論。これからラブコメを書くときにはもっと長い物語で、ストーリーに絡めつつ書こう。



 《エピソード6 空が消えた日》

 さてさて、問題のエピソード6。こちらでもそれなりの反応が感想で見られて、作者としても一喜一憂でした。もっとぼこぼこにされるかも…なんてのも考えていたんですがね。

●なぜころした
 このエピソードを書いたのは、「物語としての整合性、一貫性」のためでした。
 原作様の描かれた舞台をパラレルワールドとするのではなく、その描かれなかった裏側を舞台とするうえで、「シドさんこれくらい仲良かったら原作のALOクリアの飲み会だったりGGOの酒場だったりに呼ばれないのって不自然じゃない?」という疑問が自分の中でどうしても消えず。自分はどうしてもそういった気持ち悪さをそのまま放置できないんですよね(汗)。あれくらい仲良くなりながらも、なにか(ALOやGGO、MRといった事件の時)には連絡を取らないくらいの距離感を保ち続けられる関係。その一つの答えとして出したのが、「ソラの事件とシドの崩壊によって連絡が取りづらくなってしまい、その後そのまま行方知れず」というものでした。

●ソラ事件。
 これはキリトさんで言うところのサチのポジションの事件なので、かなり「赤鼻のトナカイ」と話の流れがかぶる部分は多い(油断→別れ→ぽっかりと気持ちの空白→死にたがりの死闘→一応の区切り)です。ただしシド君の場合はキリトで言うところのアスナのように、「その傷を一緒に抱えて、ともに歩んでくれる仲間」という真ヒロインの登場はありませんでした。それはあくまでキリトさんが「勇者」であった故に得られた仲間であって、彼らの「大きな意味でのハッピーエンド」の陰には、シドさんのような脇役の、やりきれない悲劇もたくさんあったと思うのです。そしてこの物語がデスゲームであり彼らが『攻略組』の近くにいる以上、「近しい者の不幸」とは無縁ではいられないでしょうし、それがなくてはこのデスゲームが「楽しいゲームだった」で終わってしまう気がしたのです。…まあ、この辺りは、人の暗い部分を書きたがる自分の悪い癖かもしれませんね。

●VSアスナ戦。
 実はストーリーよりも多くの時間をかけて推敲、書き上げたのは、バトルパートのほうでした(笑)。これは本当に本当にしんどかった…。しかしその甲斐あって、VSアスナ戦はこの「無刀」全体でみても屈指の出来だったと思っています(逆に言えばこの先あれ以上の戦闘はなかなかないような…泣)。シドの特性を最大限に生かしてアスナを驚愕させる(追い詰める、ではないところがポイントです)ものの、それはあくまで見
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