暁 〜小説投稿サイト〜
ユーノに憑依しました
彼女達が目覚めました
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 ユーノにデバイスを貰ってから次の日、保育園であたしは一人で人気のない場所に隠れていた。
 あたしは子供が嫌いだから……いつからそうだったのかはもう忘れた、自分勝手に大声で騒いだり静かにできない。
 そう言う子達を見てると、どうしようもなくイラつく。


[今カウントいくつ?]


 すずかからデバイスに届いたメールを見てカウントを確認すると72。


[72よ、どうかした?]
[減っちゃったの、今カウント8でもうすぐ魔力ゼロだよ]
[空でも飛んだの?]
[違うの、朝起きた時は43はあったんだよ、それが保育園に着いたら半分になってて]


 もう一度カウントを確認すると77……増えてる?


[今確認したら77になってた]
[ええ!? こっちはもう4だよ!?]
[壊れてるかもしれないから、帰ったらユーノに見て貰ったら?]
[うん、そうするね]


 お昼過ぎ、またすずかからメールが届いた……魔力切れてなかったんだ。


[28まで回復したよー、何でだろう?]
[わたしのは68まで減っちゃった、全然魔法使ってないのに]
[15、いきなり減っちゃった!?]
[何やったのよ!?]
[わかんないよ、どんどん減ってる、また連絡するね]


 ……どうなってんの?
 デバイスのカウントを眺めながら歩いてるとカウントが回復していく。
 72,73,74。
 ふと辺りが暗くなり日陰に入った。
 74のまま止まったカウント。
 ……太陽の光を当ててみた。
 80.90,100,120,160。
 増えすぎでしょッ!?


[太陽の光よ、凄い勢いで魔力充電してる]
[やっぱりそうなんだ、ネフライトは太陽に当てると魔力無くなっちゃう]
[減るの?]
[日陰とか暗い部屋だと回復するみたい]


 ……コレって日が沈んだらどうなるの?
 次の日まで魔力が回復しないとか?
 あれ? 140.120.105!? 減ってる!?
 な、何で!? 太陽の光に当ててるのに!?
 一体何が……あ? 視界の片隅にある物が映った。


「……月、昼でも出るんだ」


 服の中に隠すとカウントが止まった。


[月の光に当てたら魔力が減ったわ、デバイスの名前、ブルームーンってそう言う意味かしら?]
[わたしの方は減るだけだよ]
[家に帰ったら合流しましょ]
[今日はわたしがアリサちゃんの家に行くね]
[うん、待ってる]


 鮫島が迎えに来て家に帰る、昨日は昼から居なかったからウチで飼ってる犬達からの歓迎が激しい。


「今日は一緒に居てあげられるからね」


 さて、すずかを迎える準備をしなくては。


[今から向かうね、なのはちゃんとはやて
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ