暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
狩りに行こうぜ!C
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ヤは雨によって少しぬかるんだ地面に後を残しながら地面を滑る

「リクヤ、大丈夫か?」

「っ……手が痺れたけど、大丈夫。……お返しだ! 獅子戦吼!」

リクヤに向けて放った尻尾を元の位置に戻そうとしていたアマツガツチにリクヤの放った獅子の形をした闘気が襲いかかる
体勢を崩していたアマツガツチに躱す術なとなく直撃。菊岡の悲痛な声が響く

「さらにこれでも食らえ! 空蓮双旋華!」

「っ、リクヤ! それは悪手だ!」

「残念だったね、リクヤ君」

「へ?」

リンが制止の声を出すが、リクヤの動き始めた身体は止まらない。三連続でアマツガツチを蹴り上げた後、左手に持った剣を叩きつける
後は斬り上げをして、さらに空中で一度斬るのだがリクヤはアマツガツチの口腔に大量の水が含まれているのを見た

「ちょっと待っ……」

水球は空中にいたリクヤに見事着段しリクヤを弾き飛ばした

「リクヤは深追いし過ぎだ。技の最中は動きを止めてくれるような親切なシステムはモンハンにはないぞ」

「NPCじゃなくてPCだから技の選択が適切だな。リンもユカも深追いはするなよ?」

「心得てるさ」

「私は深追いのしようがないんだけどね」

「おえっ……打ち消し不味い……」

水ヤラレを治すために打ち消しの実にかぶりついたリクヤは顔をしかめながら起き上がってきた

「そんなに不味いのか?」

「味はないんだけど食感がゴム」

「それは……食べたくないな」

「飲み込むのが大変だったから回復薬Gで流し込んだっとアマツガツチが来てるぞ」

リン、リクヤ、ユカが固まってる所を目がけてアマツガツチは突進してくるが全員危なげなく回避に成功する

「甘いですね!」

「どっちがだよ」

「見慣れてるって」

フィールドギリギリで止まったアマツガツチは折り返し再び突進を仕掛けてくるが普通に読まれ、躱される
そして、待ち構えていたリョウコウに数回殴られていた

「なら、これならどうかな?」

アマツガツチは身体を捻るとその場に静止する。そして、その身に纏っていた風が徐々に徐々に大きくなる

「大竜巻か」

リョウコウは地面を蹴ってある程度距離を取ると、凄まじい重量を持つ冷裂を地面に深々と刺し、吸い寄せられないようにした
元から距離を取っていたリンとリクヤはその場に二本の剣を刺し、壁とする
一方、地面に刺すものがないユカは距離があるからといって慢心せずアマツガツチのいる方向とは逆に走りだした

「キャッ……」

「ユカ!?」

しかし、強くなる風に足をとられ転倒してしまう。そして、そのままアマツガツチの方向へズルズルとかなりの速さで引き寄せられていく

「うお……届かないか…
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