機動戦士ガンダムSEED
0173話
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出て行くのを映像で捉える。それをただじっと待っている明けの砂漠の面々。
そこから自分達の紹介が始まり、駆け引きが展開される。しかしさすがに交渉ごとに関してはマリューよりも明けの砂漠のリーダーであるサイーブ・アシュマンの方が上で、結局は俺もキラもMSから降りる事になってしまう。
「アクセル、ヤマト少尉、降りてきて」
マリューからの通信に従い、乗降用ケーブルでブリッツのコックピットからアークエンジェルの甲板へと降り、そのまま跳ねるように跳び移りながら砂漠へと着地する。
そんな俺の様子とパイロットスーツのヘルメットを脱いだキラの姿を見て驚く明けの砂漠の面々。
「まだガキじゃねぇか」
「と言うか、あっちの黒いののパイロットは本当にナチュラルか?」
「だが、この艦は連合軍のものだろう? ならコーディネーターって事はないだろう」
そんな風にざわめく周りの仲間達に構わず、キラを見て驚愕の表情を浮かべる者が一人いた。我の強そうな目をしている金髪の少女、カガリ・ユラ・アスハだ。いや、この場ではカガリ・ユラか。その少女は拳を握りしめて俺とキラの方へと向かって来る。
ヘリオポリスで別れた筈のキラがストライクに乗っている事に驚いているのだろう。つかつかと小走りにキラの前まで移動してきて口を開く。
「お前……」
その様子にただ事ではないものを感じたのか、ムウが腰の銃へと手を付ける。だがそれを阻止するかのように巨漢の男がムウとマリューの前へと立ち塞がった。
この女を止めるか? と視線でマリューへと尋ねるが、マリューは黙って首を振ったので成り行きを見守る。とは言っても、そこからは原作と同じ流れで進んだのだが。
キラに突っ掛かるカガリ。殴ろうとするがその手を受け止められ、キラがカガリの事を思い出して声を掛けるがそれを無視したカガリがキラを殴る。そしてそれを呆然と見ている周囲の者達、といった感じだ。
結局最終的には明けの砂漠と手を組む事になり、この砂漠にアークエンジェルを置いておくとただの的にしかならないという理由で情報交換も兼ねてアークエンジェルごと明けの砂漠のアジトへと移動する事になった。
移動可能な道幅がアークエンジェルギリギリという状況で特に大きな事故もなく明けの砂漠のアジトまで辿り着けたのは、ノイマンの操船技術によるものが大きい。
……と言うか、なんだかんだで実はノイマンはかなりチート的な操船技術持ちだったりするんだよな。海に出てからだが、アークエンジェルでバレルロールをしながらゴットフリートを撃ったりするし。いや、ゴットフリートに関してはC.I.C.の担当か。
そんなこんなで、アークエンジェルもなんとか明けの砂漠のアジトに到着し、マリュー、ムウ、ナタル、そして俺の4人はサイーブの案内でアジトの中を進
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