霧の森
白光教会
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囲に透明な膜ができた。それに俺の「Haubitze」は阻まれ司祭への攻撃にはならなかった。
「ちっ、なら!Flamme・Dunkelheit・Magier!Schwarz・Flamme・Schwert!」
腰に帯びていたブロードソードを抜刀するとたちまち刀身から黒い炎が上がった。俺はそれを振り回して周囲の敵を薙ぎ払い結界に迫る。
「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!」
灼熱の炎を纏ったブロードソードが結界に当たり爆発した。
しかし……、
「無駄だ、死神。」
「くっ。」
実際には当たってなかった。オレと同じく魔法剣を持った者に剣は阻まれてしまった。
「お前ら何者だ!」
「我々は白光教会。人の人による人のための世界を作ることを命題としている。」
「人間至上主義者か!」
「いかにも。」
「巨石に何をする気だ?」
「質問が多いヤツだ。貴様に答える義理など、ない!」
剣が弾かれお互いに距離をとり再び切り込む。
「我々は貴様のような人間のために行動している。なぜわからない?」
「わからないね。人間だけでこの世界はできてないんだ。他の種族と共存しているから世界が成り立つんだ。」
「ふっ、押し問答か。仕方あるまい、貴様は斬るっ!」
「ぐぅ…。」
相手の魔法剣が纏う炎が強くなった。その炎は術者自身をも飲み込み次第に火柱へと変わっていく。何とか距離をとろうとするが意志があるように炎はオレを追いかけてくる。
くそ、このままでは。セリナはまだか?
「司祭様には近づけさせん。」
剣呑さ満点の兵士に気圧されたいると、聞きなれた声と共に世界が光で満たされた。
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