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なりたくないけどチートな勇者
18*一難去って
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と言うか。
対処に困るね。

とりあえず背中をぽんぽんとはたきながら頭をヨシヨシと撫でてやった。
するとしばらくぐずってたが、おちついたのか

「…あ、あの、すいません!」

モーション無しでいきなり離れた。
顔が真っ赤でアワアワいってる。
なんか見てて癒される。

「いや、大丈夫だよ。心配かけてごめんね。」

とりあえず優しく諭す。
しかし、さらに赤くなるシルバちゃんの顔面。

なぜだ?

とりあえずどうしたら良いか解らなくなった自分は意味も無く辺りをキョロキョロし始めた。

そして、入口をみたときに

「…………あー、邪魔だったか?」

開いた扉の向こうにいるエリザと目が合った。
後ろには近衛隊もいる。

「……いつから?」

「シルバと一緒にここにきた。」

最初からかい!

とりあえず自分の顔も赤くなるのが自分でもわかる。
なんかかなり恥ずかしい。
シルバちゃんは相変わらずアワアワやってるし。

と、自分が途方に暮れてると、リム副隊長が

「結納はいつですか?」

はい、爆弾投下。
結納っておい。

「まてまてまて、なぜにそうなる!?」

「え!?結婚しないんですか!?」

「いや隊長まで何を言ってるんすか!?シルバちゃんもなんか言ってやって!!」

彼女なら弁解してくれるは…ず……

「わ、わた、私と先生が、け、けけけけっこん!?」

戻ってこーい!!

なんかこれデジャヴ!!
なんか見た記憶ある!!

もう誰か助けて!

と、慌てふためく自分に一瞬の希望の光が

「シルバ!!」

まさかの大穴、エリザである。
よし、このままシルバちゃんを落ち着かせてくれれば……

「しつこいようだが子供の名前は私が付けてやろう!!」

「はい!!先生!!最初は女の子が良いです!!」

うおぉい!!
ちょっとまてぇい!!





この後は日が暮れるまでシルバちゃんの暴走は続き、面白がったエリザ&近衛隊にからかわれて一日が終わった。

なんか、戦争やるよか疲れた気がする。


…………はぁ。



……しかもカードの回収忘れてたし。
もう、イヤ。

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