クリーク決着
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とかガスマスクを手に入れて一命を取り留めたみたい。 結構ギリギリで焦ってたけど大丈夫だったみたいね。 流石は私の弟。 伊達に小さい頃からジャングルとかに放り込まれてないわね。
私? 私に毒が効くとでも?
そりゃあ効きますよ? 私をなんだと思ってるんですか。 マゼランさんと話をするときはいつもヒヤヒヤものです。 まぁ、油断してない限りは一切毒なんて受け付けませんけどね。
それよりも……、え〜と、みんなは無事でしょうか? 大丈夫そうですねぇ。 うんうん。 ん? ギンというクリークの部下さんが痙攣してますね? 毒でも吸ってしまったのでしょうか? つまり自爆……。 ぷッ、恥ずかしいですね。
「おいギン!!! しっかりしやがれ」
おやおや? マユジ君がギンに声をかけていますね。 何があったんでしょうか?
「あぁ、あいつサンジをかばったみてぇなんだ」
バラティエの料理人の方が教えてくれました。
え? サンジ君をかばった? サンジ君て誰? ……あぁあ、マユジ君のことか!!
へぇ〜、敵であるマユジ君をかばったんですか。 なかなかいい人のようですね。 仕方ありません。 少し手助けしてあげましょう。 私はいい海賊には寛容なのです。
「毒鱗粉……【毒を以て毒を制す】
毒鱗粉には少々特別な使い方もあるんですよぉ。 便利でしょ?
ただし!!! 結局毒を流し込むので、先に打ち込まれた毒と毒鱗粉の相性が悪ければ、解毒不能の猛毒が完成することもあるんです。 そのあたりは運任せとしかいいようがありません。
味方にするときはちゃんと相殺できる毒を分析してから行います。 ま、差別と言われても仕方ありませんね。 ですが私は一応海軍。 東の海を荒らし回った海賊団の一員を助けたとあれば、色々面倒ですので……。
なので、運任せ。 これなら私はお咎めなしです。
「ギンは助かるのか!? お姉さん」
「こればっかりはわからないわね。 私の毒鱗粉は結局のところ毒なのよ」
「そうか、でも助かる可能性もあるんだろ!?」
「五分五分と言ったところかしら。 海賊を助ける行為は私にはできないのよ。 立場上ね」
ゆっくりとだが、ギンの呼吸が落ち着きだした。
う〜ん。 毒が効いてきましたね。 顔色が少し良くなったみたいです。 まぁ、もともとあまりいい顔色をしていなかったので、このぐらいの顔色で大丈夫でしょう。
ルフィはどうなりましたかね?
「おいおい、ギン何やてんだ。 敵なんかに情けをかけやがったのか?」
「……お前、仲間をなんだと思ってる?」
「あん? なんだクソガキ。 使えねやつはいらねえんだ
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