17*石川ではない
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即座にその三体がまとまっているところに近付く小さな影が一つ。
何を隠そう、ムー君である。
ムー君は自分に気付いたのか、こちらに手を振っている。
それに対して自分も手を振り返事をする。
案外余裕っぽいな、彼。
まぁあの中で一番自分も驚きのカードを使えたし、余裕の訳もわかる気はするが。
そして、自分の返事を確認(?)したらすぐに彼は魔獣に向き直った。
そしてやったのが…
「マジックカード!『滅びの炸裂疾風弾《バーストストリーム》』!!」
ドゴォォォ!!
ムー君から放たれた白い光線が三体の魔獣を一瞬で焼き払った。
いやぁ、生で見るとすげーなバーストストリーム。
海馬が夢中になるのもわかる気がする。
仕事を終えたムー君はパタパタと姫達のいるであろう方向へと帰っていった。
かくして、エリザとムー君の活躍により全ての魔獣は殲滅された。
あと残りは……
「また魔獣がぁぁ!!魔力が足りない足りない足りない足りない足りないぃぃぃ!!」
この気違いだけである。
奴のもっている召喚石は、いまや完全なる緑色。
魔力を入れて青いになるならもう魔力は無いのだろう。
しかし、魔力が無いからって油断は出来ない。
こーゆー奴は最後に何やらかすかわからないからね。
とりあえず、召喚石を奪おうとしたその時。
「あはっ!!そうだ!!俺を使えばいいんだ!!」
そう言いながら、奴は自分の額に石をあてはじめた。
すると、青い気味の悪い触手みたいなのがヒューの体に巻き付いていった。
奴の足元には魔獣召喚の時と同じような魔法陣が浮かび上がっている。
「俺に力を!もっと強く!!誰よりも強い力を!!」
その言葉を最後に奴は、全てを触手に包まれた。
そして、その触手の塊から青い光がほとばしりはじめた。
「やばっ!!」
そう思ったが、時すでに遅く、光が収まった時にはそこには巨大な生物がいた。
山羊の頭を持つ、まさに自分が知る“悪魔”がそこにはいた。
「ヴ、ヴォォォォォ!!全ては俺の物だ!!全ては俺の所有物だ!!」
そう叫びながら、奴は暴れはじめた。
城を壊し、街を潰して暴れだした。
もはや暴走、それしか言えない。
奴は他の魔獣と同じように大通りの方に向かい歩きはじめた。
だが、いまや大通りにいた兵士達は皆、敵味方関係無く逃げ回っている。
そして、悪魔に近付く一頭の飛竜。
多分、エリザ達の飛竜だろうが…
…ヤバイ。
これはいくら近衛隊もヤバイ。
この距離からわかる禍々しい邪悪な気。
あれはマトモに太刀打ち出来る相手では無い。
そう思った時にはすでに体が動き初めていた。
「まて!!お前あいつに挑むつもりか!?」
「
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