16*あまりいい趣味ではないね
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がら剣を抜き。
「もう貴様は用済みだ。」
今だに動けないズールに……て、やばっ!!
「死ね。」
ガキィン!!
すんでの所を一護で受ける。
あっぶねー。
「……何者だ、貴様。」
「報告聞いて無かったの?謎の黒服だよ。」
キィン!
そう言いながら剣を弾き、ズールを掴んで後ろに跳び、間合いを開く。
「洗脳を解いたのはお前か?」
「…ズールさん、持ってる石貸して。」
ヒューを無視して小声でズールに要求する。
多分あれが魔獣召喚の鍵だ、だからあいつに渡す訳には…
「あ、あれの事か?」
彼の指さす先は、ヒューの足元。
運ぶ時落ちたのかよ。
「俺の質問に答えろ。」
幸いヒューは気付かないらしく、むしろ無視された事に苛立っている。
ちなみに、今だに他の人達は反応を見せない。
「答えてなんかいーことあんの?」
挑発して、意識を自分に向けさせる。
その間に石を念力でばれないように動かす、が
「質問に質問で返すな!!…ん?」
気付いた、というか怒鳴りながら左足を前にだしたて偶然踏ん付けた。
当然奴はそれを拾い、自らのポケットにしまった。
「ふん、召喚石をとろうとしたらしいが、残念だったな。」
うわぁ、なんて嫌味な笑顔。
キモイ、ギザキモス。
「ついでにもう一つ教えてやろうか。」
ヒューがそう言って、右手を上に掲げると…
ザッ!
他の人達が一斉に立ち上がった。
みんな無表情で、虚ろな目をしながら。
怖っ!!
「ここにいる者は皆偽者だ、本物はほらここに。」
そう言いながら奴は手鏡を取り出した。
中では幼女が必死に鏡を叩いている。
「鋼鉄の自動人形《オートマータ》と言ってな、鏡に閉じ込めた者と同じ容姿、同じ力を得る便利な遺産《ロスト》だ。」
クソッ!
なんでロストとか変な所で横文字使われてんだよ!
つか、自慢してるよ、こいつ。
「さらにはこの召喚石、これは誰かの額に当てるとその者の魔力をねこそぎ吸ってそれを使い魔獣を召喚する。しかも魔力を市販の魔石に移して、それで魔獣を呼ぶ事もできるのだよ。純粋な魔力だから普通に召喚するより格段に召喚しやすい。」
うわぁ、なんかいや。
やっぱりキモイ、こいつ。
「そ、そんな事話して良いのか?」
自分が嫌悪感に襲われていると、ズールがヒューに話しかけた。
今だに腰が抜けたように座っている姿はなんか滑稽。
「別に今から死ぬ奴らに知られても、問題は無い。」
そう言うと、ただ立ってただけの人形達が、一斉に首だけこっちに向き始めた。
だから怖っ!!
「いけ。」
そうヒューが号令をかけると、一斉に襲
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